現場の救世主?“普通免許でOK”の移動式トイレが登場! しかも男女別で機能がスゴすぎ!?

「ハイウェイテクノフェア2025」にて、シンコーハイウェイサービスのブースでいすゞの「エルフミオ」をベースとした移動トイレ車両が公開されました。

現場運転手不足へも対応できる?

 2025年10月16日・17日の2日間、東京ビッグサイトで開催された「ハイウェイテクノフェア2025」にて、シンコーハイウェイサービスのブースでいすゞの「エルフミオ」をベースとした移動トイレ車両が公開されました。

 この車両は、エルフミオをベースにした世界初の「普通免許で運転可能な男女別移動トイレ搭載車」で、5人乗り仕様となっています。

 主に長時間の現場作業における作業車両兼移動トイレとして開発されたもので、災害派遣などの用途にも対応可能な装備が備えられています。
担当者は「現場では、トイレが共同であることに抵抗を感じる女性もいるため、そうした声を受けて考案しました」と説明しています。

 内装は木目調で、移動トイレとは思えないようなデザインが施されています。女性用トイレには、カードキーや番号入力によるセキュリティロックも搭載されています。

 さらに、車両とは独立したバッテリーを活用することで、明るい照明のほか、暖房便座やウォシュレットなどの機能も使用可能です。

 ベース車両としてエルフミオを選んだ決め手は、「普通免許で運転できる」点にあります。2017年3月12日の免許制度改正により、それ以降に普通自動車免許を取得した場合、運転可能な車両総重量は3.5トン未満に制限されました。

 このため、現在では多くの小型トラックを普通免許では運転できなくなっています。建設会社や道路会社などでは中型免許取得を支援する取り組みもありますが、最初から運転できる車両はやはり重宝されます。

 その点、エルフミオは車両総重量を3.5トン未満に抑えた上、AT限定免許にも対応しているため、より多くの人が運転可能です。

 担当者は「当初はワンボックスやミニバンを想定していましたが、エルフミオの販売開始をきっかけに、この車両を採用することにしました。誰でも運転できるうえ、5人が乗れる点も大きな魅力です。移動トイレとしてだけでなく、現場作業車両としての性能も高く評価しています」と語ります。

 今回の車両は“こうしたことが可能だ”ということを示すコンセプトモデルであり、今後は免許区分による運転手不足の解消のためにアピールしていきたいとのことです。

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