「決め事ができていなかった、迷いもあった」 山下美夢有が今季自己ワーストに並ぶ『77』

<BMW女子選手権 3日目◇18日◇パインビーチGL(韓国)◇6785ヤード・パー72>

今季の平均スコアは「69.97」でツアー5位。ポイントランキングでも上位を走る“精密機械”の歯車が狂った。山下美夢有は3バーディ・8ボギーと振るわず、「全米女子オープン」第3ラウンドに並ぶ、今季自己ワーストの「77」。トータル5アンダーまで落とし、順位は6位から43位まで後退した。
2メートルにつけた3番パー3でバーディが先行。だが、6番パー5でのボギーを皮切りにリズムを崩した。6番、7番ではともに60センチほどのパーパットが蹴られ、8番も1メートルが決まらない。「短いパットを外して、流れよくラウンドできなかった」。

後半も5ボギーを喫した。5番パー3では1.5メートルほどがカップのわずか左を抜けた。「決めたところに打てていなかった。風の影響もあったので、その辺が難しかった」。ただ、「難しかったけれど、風の読みよりは自分の技術の問題」とも付け加える。

ティショットは14ホール中11ホールでフェアウェイをヒットしたが、パーオンは11回(61%)と低下した。「どっちにも出ていたかな」とショットは左右に散り、そこから寄せるものの、パット数は33回。グリーン上にも影響があったほどの強風下で、“ラストピース”がハマらない。

「(修正法は)つかんでいるけれど、その思い通りのショットが打てていない。決め事ができていなかった。少し迷いもあったのは大きいかな」。気丈に一日を振り返りながら、最終日への浮上のカギを探す。

最終18番でバーディを奪ったことを、ひとつのきっかけにしたい。「あしたいい流れでラウンドしたかった。最後は入ってくれて良かった。1打でも伸ばせるゴルフをできるように頑張りたい」。練習の虫もこの日ばかりはすぐに帰宿。まずは冷えた体を温めて、頭と心をリセットする。(文・笠井あかり)

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