
<BMW女子選手権 初日◇16日◇パインビーチGL(韓国)◇6785ヤード・パー72>
山下美夢有は5バーディ・1ボギーの「68」で回り、4アンダー・22位タイで滑り出したが、ホールアウト後は厳しい表情を浮かべた。「アジアシリーズはスコアが伸ばしあいになる試合が多い。初日から伸ばさないとトップとの差が開いてしまう」。
韓国のペブルビーチとも呼ばれるシーサイドコースで、リーダーボードには初日からビッグスコアが並んだ。キム・セヨン(韓国)は10アンダー「62」をたたき出し、首位とは6打差がついた。「もう離れている」と焦りものぞかせる。
フェアウェイキープ率100%、パーオン率も77.8%(14/18)と高水準。ショットのフィーリングは納得できるものだった。だた、足を引っ張ったのがパッティング。傾斜と目が入り組んだグリーンでも「読みにくいっていうのはあんまり感じない」としながら、「そもそもラインとタッチが合っていない」と反省する。
8番ではチャンスにつけながらも3パットのボギー。1メートルのバーディパットを外すシーンもあった。「流れ的には全然ダメ。ミスですね。あしたはノーボギーで回れるように頑張りたい」と気持ちを切り替える。
今季の平均パット数は「29.00」でツアー8位、パーオンホールでの平均パット数も「1.75」で6位につける巧者。ポイントランキングは3位でフィールド1位につける優勝候補筆頭は、残り54ホールでの追い上げを期す。(文・笠井あかり)