「楽しい1週間でした」異例の9H決戦で2位→韓国入り 岩井千怜は連戦にも疲れナシ

<BMW女子選手権 事前情報◇15日◇パインビーチGL(韓国)◇6785ヤード・パー72>

先週スポット参戦した日本ツアー「スタンレーレディスホンダ」の最終日は、異例の変則9ホール決戦となった。1打差2位から出た岩井千怜はスコアを伸ばすも2位。「中止にならなくて良かったです。しょうがないなという天候で、それも運。自分もいいプレーをしたけれど、それ以上に、河本(結)さんがいいプレーでした」と勝者を称えた。
「優勝はできなかったけれど、楽しい1週間でした。たくさんのファンに会えました。支えてくれた人に感謝したいです」。試合を終えると、韓国・釜山に飛び、そこからヨネックスの関係者らが用意したバスで現地入り。朝鮮半島の南西端に位置するパインビーチに着き、「(体調も)大丈夫」と疲れを見せずに調整を重ねている。

「景色がキレイですね。湖(海)が大きくて風通しもいい。景色を見て楽しめそうなコースです」というのがコースの第一印象。島々を望むリンクスコースながら、アップダウンもあり、内地は松林に囲まれているのも特徴だ。ティショットではバンカー越えや崖を越えのホールもいくつかあり、海からの風が強くなれば、「クラブジャッジをキャディさんと相談したい」と、番手選びが大事になる。

また、リンクスコースとはいえ、雨の影響もあり、地面はかなり柔らかい。グリーンもソフトで、2打目以降では「ピンの根元を狙っていくようなショット」が求められる。ショットの感覚は「いいと思います」とキッパリ。今週も持ち味を発揮できれば、自然と上位に顔を出すことになりそうだ。

ハワイ→日本→韓国の移動をものともせず、来週はまた日本ツアーに出場する予定。「攻めるゴルフをしたい。自分のペースで上位争いをできるように頑張ります」と、まずは目の前の戦いに意気込んだ。

同じく双子の姉・明愛も「(日本では)久しぶりにたくさんのゴルフファンがいるなかでプレーできて幸せでした」と、充実感とともに韓国入り。先週はセカンドカットで最終日にプレーできず、「楽しみにしてくださった方もいて残念」ではあったが、「いいレスト(休み)とプラスに考えました」とコンディションを整えることができた。

BMWが冠の今大会。コースには青を貴重とした掲示物が目立つ。ターコイズブルー色のドライバーを使う明愛にとっては、ラッキーカラーだ。「青は自然と落ち着く色で、好きです。(調子は)悪くないので、あとは落ち着いて自分のプレーができれば。今週も楽しみな気持ちでいっぱいです」。バーディ合戦となる予想だが、「ガツガツと」攻めのゴルフでついていきたい。(文・笠井あかり)

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