「勝ちたい、目立ちたいです!」 最終プロテストに向けて…千田萌花のラストピースは

<acom Ladies Cup 事前情報◇14日◇カメリアヒルズカントリークラブ(千葉県)◇6226ヤード・パー72>

アマ資格を放棄し、今年からツアー外競技「マイナビ ネクストヒロインツアー」に出場する22歳・千田萌花(ちだ・もえか)は充実した生活を送っている。
「何回かアマチュアとして(JLPGAの)トーナメントに出させていただいた。それに近いような雰囲気を、ネクストヒロインで感じられています。選手のレベルもすごく高いし、毎試合、自分が成長できる時間を過ごしています」。今季は8試合に出場し、トップ10入りは6回。ルーキーながらすでにツアーを引っ張る存在だ。

「プロとして賞金を稼ぐという自覚を持ちたい、というのもあった」と、上田桃子らを指導する辻村明志コーチや周囲と相談のうえ、“@”を外した。すると、一打の重みがより大きくなった。

「めちゃくちゃ(重く)感じます。一打で順位がガクンと下がるときもあれば、トップにのめり込める一打にもなる」。そしてその一打は、ネクヒロでの優勝だけでなく、プロテスト合格にもつながっていく。

今年で6度目の挑戦となる日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)のプロテストは、2次予選(C地区)を7位で突破した。最終予選(11月4~7日、岡山県・JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部)に向けて、この秋は“心技体”を準備していく。「プロテストの1週間は、心技体を整えるのが難しい期間。技術はもちろん、どれだけ自分のプレーでコースに向き合えるか」。ネクヒロでの実戦を通じて、自身の課題に取り組んでいる。

安定感にうなずく一方、「自分の足りないところ」として、爆発力を挙げる。「ビッグスコアを出せないと優勝には絡めない。テストでも一日、ポッとビッグスコアが出ると、気持ちの面でだいぶラクになる。バーディを取ったときに、よしいけるぞ、って感情をコントロールするギアの入れ方を掴みたい」と話す。

「なかなか勝てないから…勝ちたいですね。目立ちたいです!」。今大会は18ホールの一日競技。朝イチからエンジン全開でいきたい。(文・笠井あかり)

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