高速道路を走っていたら「スゴい遅いパトロールカー」が前に…速度が出せません。なぜこんなことをするのでしょうか?→納得の理由

高速道路を利用していると、パトロールカーがノロノロ運転をして後続の車両のスピードを抑制し交通の流れが”詰まり気味”になることがあります。なぜこのようなことをするのでしょうか。

「わざとです」

 夜中に高速道路を運転していると突然、事故が発生しているわけでもないのに、目の前を走っていた2台の黄色いパトロールカーがノロノロのスピードとなり、交通の流れが”詰まり気味”になることがあります。なぜこのようなことをするのでしょうか。

 これはもちろん、パトロールカーが意地悪をしているというわけではなく、「先頭固定」という交通規制で、あえて後続車両のスピードをコントロールするといったものです。

 先頭固定規制は道路工事において、通行止めをするほどではないけど、少しのあいだ、一般車が走らない時間をつくりたいといった場合に行われます。作業箇所の数キロ手前から複数台の管理車両(黄色いパトロールカーなど)を車線ごと横一列に並ばせて、10~20km/hに速度を落とします。管理車両の前方に一般車が存在しない時間をつくり、そのすきに工事を行うというわけです。

 また先頭固定は冬場の除雪作業などの際にも使われることがあるほか、トンネル内部の“つらら落とし”作業などでも使われることがあります。ある意味で先頭固定は、通行止めなどと比較すると、生じる交通の流れのダメージを極力減らす方法ともいえるでしょう。

 先頭固定は警察の協力で白黒のパトカーが1台、または2台とも先頭車両につくこともあります。また、規制箇所付近のICやSA、PAから本線への入り口を一時的に封鎖する場合もあります。実施にあたっては、緻密な計算のもとで作業にかかる時間や規制の出発地点、走行速度の設定などを割り出し、慎重に計画を立案するようです。

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