
メジャー大会「日本女子オープン」を制した堀琴音を指導してきた森守洋コーチが自身のインスタグラムを更新。堀に宛てて記した手紙のような文章で数々のエピソードや昔話も楽しく交えながら、快挙を達成した愛弟子を称賛した。
「拝啓 堀琴音様」と書き始めた投稿。「この度は日本女子オープン 優勝おめでとう御座います まさかあなたが歴史ある日本女子オープンに名を刻むとは」「シードも落ち試合にも出れず 東京ゴルフスタジオで練習しては文句を言いながらお菓子食ってたあなたが 今日は見違えるようなオーラをまとい堂々たるプレイをしていましたね」と過去の姿と重ね合わせながら祝福した。
10番ホールでバーディを奪った瞬間に森コーチは優勝を確信したそうだが「同時にこの格式あるトーナメントに あなたが名前を刻んでよいのだろうかという不安にも襲われだしました」との言葉も。「かつてこんなやばいやつが優勝したことあるのだろうか?」と歴代優勝者を調べたそうだが、違和感はぬぐえなかったという。
そして話は2人の昔話へ。「僕個人としましては 何度も何度も あなたの暴言や過度な要求に心を折られそうになりながらも あなたの屈託ない笑顔とゴルフへの真摯な姿勢を見るたびに しゃあねえなと己の心と身体を鼓舞してまいりました」と振り返った。
「おかげで10円ハゲができましてお医者さんに聞いたら 温泉でも行ってゆっくり休みなさいと言われ そこから温泉が大好きになり 温泉に行くことが人生のライフワークになりました」「これもあなたのおかげです」。
さらに前日には姉の堀奈津佳が「エイジェックLADYGOカップinとちぎ」で優勝したことを紹介すると「姉妹で同時優勝もおそらく世界初です」「そしてボールを見ないでパッティングしてメジャーを勝ったのもあなたが世界初です」「お客様から面白いスイングだなっと言われながらも優勝したのもおそらくあなたが世界初です」と独特の表現を連発。
そして最後は師匠らしく「でも忘れないでほしいのです プロゴルファーは応援してくれる人達がいて 見てくれる人達がいて初めて成り立つ職業です」「ですので決して驕らず 勘違いせず これからもゴルフ道に精進してください」と金言を贈ると、「そしてなにより僕に優しくしてほしいのです」と長文を読んできた人たちをニヤリとさせて締めくくった。
この投稿を読んだ有村智恵は「全く同じことを思っていました。笑」とコメント。ファンからも「名文です」「皆んなが思ってることを面白く全部詰め込んだ最高の文章」「琴音プロへの愛あふれる最高のメッセージです」と絶賛するコメントが相次いで寄せられていた。