
ドイツサッカー連盟(DFB)は2日、10月のFIFAワールドカップ26欧州予選を戦うドイツ代表のメンバー24名を発表すると同時に、ユリアン・ナーゲルスマン監督のコメントを紹介。ドイツ代表指揮官の10月シリーズに向けた意気込みと、新たな戦力に期待することを伝えた。
FIFAワールドカップ26欧州予選でグループAに入ったドイツ代表は、9月シリーズで2試合を消化した。4日にアウェイで行われた初陣では、スロバキア代表に0-2で敗れており、まさかの黒星スタート。それでも、7日にホームで行われた北アイルランド代表戦は3-1で勝利しており、ここまで1勝1敗の成績を残している。
今回の10月シリーズでは、10日にホームでルクセンブルク代表と、13日にアウェイで北アイルランド代表と対戦。19大会連続21回目のFIFAワールドカップ出場を手繰り寄せるため、是が非でも2連勝で終えたい。
そんな2試合に向けて、ナーゲルスマン監督は「我々の目標は明確だ。2連勝して、ワールドカップ予選の軌道を修正し、突破により近づくことだ」と力強く意気込む。9月シリーズと比較すると、DFアントニオ・リュディガー(レアル・マドリード/スペイン)が左脚大腿直筋を負傷した影響で招集できず、ナーゲスルスマン監督体制となってから1度もメンバーから外れたことがなかったDFマクシミリアン・ミッテルシュテット(シュトゥットガルト)も落選した。
だが、指揮官は「今回の代表活動には一部選手が参加できないものの、前回以上の結果を出せるだけの戦力が揃っていると確信している」と言葉を発する。今年6月以来の招集となったDFニコ・シュロッターベック(ドルトムント)、そして唯一の初招集となったDFナサニエル・ブラウン(フランクフルト)に対しては、次のような言葉で期待を寄せた。
「トニ・リュディガーを失った今、ニコ・シュロッターベックの存在は極めて重要だ。彼の復帰は間違いなく我々の力になる。同時に、ネネ・ブラウンも我々の守備陣に新たな才能をもたらしてくれるだろう」
また、ルクセンブルク代表とのゲームが行われるバーデン=ヴュルテンベルク州ジンスハイムの『ヴィルソル・ラインネッカー・アレナ』は、ホッフェンハイムを率いていたナーゲルスマン監督にとって、かつてのホームスタジアム。「私にとって特別な場所であるジンツハイムの満員スタジアムに足を踏み入れるのを楽しみにしている」と“凱旋”を前にした心境を明かしただけでなく、「ベルファスト遠征では、熱狂的な雰囲気と素晴らしい試合が待ち受けている。どちらの試合も多くのドイツサポーターと共に戦えることに胸が高鳴っている」と、高いモチベーションを持って北アイルランド代表とのアウェイゲームに向かうことも明かした。
【ハイライト動画】ドイツ代表、9月シリーズは1勝1敗
■スロバキアvsドイツ
■ドイツvs北アイルランド