
日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は30日、左手首痛でツアーを休養している小祝さくらへのトーナメント特別保証制度の申請が専門委員会により承認されたと発表した。
小祝は7月の「大東建託・いい部屋ネットレディス」の第2ラウンドに左手首痛のため自身初の棄権。翌週の「北海道meijiカップ」から戦線を離脱した。『TFCC損傷(尺骨側手関節三角線維軟骨複合体損傷)』の診断を受け、年内に手術を受けることを明かしている。
シード選手には「各年度のJLPGAツアーの開催試合数の60%以上に出場しなければならない」という規定があり、今季の義務試合数は20試合。小祝は国内18試合、海外メジャー1試合の合計19試合で1試合届いていないが、今回の特別保証制度によって義務出場数が12試合に軽減。来季もシード選手としてプレーが可能となる。
制度適用の期間は北海道meijiカップの翌週から1年間。2026年の同一開催週までに復帰した場合に限り、保障競技に出場できる。同年に単年シード選手の条件を満たした場合、当該シードが付与される。
2026年に復帰して翌年のシード条件を満たさなかったときは、欠場した試合数と同数が競技数となる。もし2026年の復帰が難しい場合、特別保証制度委員会に認定されれば2027年の復帰も可能となる。
なお、JLPGAは「プライバシー保護などの観点から、特別保証制度適用者の公傷内容については公表しない方針です。また、適用の理由についても公表は控えさせていただきます」としている。