スポンサー大会で初Vの菅楓華、最新作で揃え1Wの安定性が奏功【勝者のギア】

<ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 最終日◇28日◇利府ゴルフ倶楽部(宮城県)◇6590ヤード・パー72>

国内女子ツアーの最終日は、首位と2打差で出たプロ2年目の20歳・菅楓華が8バーディ・1ボギーの「65」をマーク。トータル9アンダーで逆転し、念願の初優勝をつかんだ。未発表の『XXIO』プロトタイプが供給開始された、スポンサー「ダンロップ」が特別協賛する大会で、見事に契約プロとして最高の結果を出した。
長年ダンロップにお世話になってきた菅は、小学1年生から同社のゼクシオシリーズを使用。「サンタさんにお願いしたのがゼクシオだった」と笑顔で振り返る彼女は、今季もスリクソン『ZXi』シリーズを中心にセッティングを組む。特にドライバー『スリクソンZXi TR』は今大会で抜群の安定性を発揮した。

優勝会見で菅は「ドライバーが一番活躍した」と強調。「狭いホールでも思ったところにしっかり振れていた。フェアウェイキープができたことで、セカンドショットの距離感を出しやすかった」と最終日のフェアウェイキープ率「71.42%」がスコアメークに大きく貢献したと明かした。

興味深いのは、3W(スリクソンZX Mk II)だけ前作で、その他全て最新作で揃える点。「新しいモデルを試した試合もあったけど、飛距離がやっぱり前の3Wの方が飛んでいて、あとラフに入った時の抜けがやっぱり昔の方が良かった。顔も現行より丸みがあって好み」と、慣れ親しんだ前作を使い続けている。

パーオン率「79.62%」で1位だったアイアンは、『スリクソンZXi 5』を採用。「スイングやタイミングで調整することが多いので、あんまりまだ(クラブに)詳しくないし、シーズン中にクラブを頻繁に替えるタイプではない」と話し、安定したセッティングを重視する姿勢を見せた。

なお、パターは今季27戦のうち、オデッセイが15勝目(神谷そら2勝、岩井千怜、吉田優利、穴井詩、安田祐香、稲垣那奈子、内田ことこ、小祝さくら、渡邉彩香、河本結、柏原明日架、荒木優奈、金澤志奈、菅楓華)で、ピンが8勝(佐久間朱莉3勝、工藤遥加、菅沼菜々、高野愛姫、櫻井心那、鈴木愛)、テーラーメイドが2勝(高橋彩華、入谷響)、スコッティ・キャメロンが2勝(申ジエ、永峰咲希)となる。

ゴルフボールは、タイトリストが10勝(佐久間3勝、工藤、穴井、ジエ、稲垣、高野、高橋、鈴木)、スリクソンが8勝目(岩井、安田、菅沼、入谷、内田、小祝、櫻井、菅)で、ブリヂストン(吉田、渡邉、荒木、金澤)とキャロウェイが4勝(神谷、河本、柏原)で並び、テーラーメイドが1勝(永峰)となる。

ドライバーシャフトは、フジクラの9勝(神谷2勝、吉田、穴井、稲垣、高橋、永峰、河本、荒木)に、三菱ケミカルが8勝(菅沼、高野、入谷、小祝、柏原、櫻井、金澤、菅)と迫る結果に。3勝で日本シャフト(佐久間)とグラファイトデザイン(工藤、内田、渡邉)が並び、USTマミヤは2勝(安田、申)。PINGが1勝(鈴木)となる。

【菅楓華の優勝ギア】
1W:スリクソン ZXi TR(9° テンセイプロブルー1K 50S)
3W:スリクソン ZXi MK II(15° テンセイプロブルー1K 50S)
3,4,5U:スリクソン ZXi(19,22,25° テンセイプロ1Kハイブリッド70S)
6I~PW:スリクソン ZXi 5(N.S.PRO 850GH neo S)
48,54,58°:クリーブランド RTZ(N.S.PRO 850GH neo S)
PT:オデッセイ TRI-BEARM #1
BALL:スリクソン Z-STAR XV

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