葭葉ルミが首位と1打差の好発進! 飛距離につながっているのは独特な捻転の作り方だった【プロコーチが解説】

「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」の初日、7バーディ・3ボギーの「68」で首位と1打差の好発進を見せた葭葉ルミ。葭葉といえば、ドライバーの飛距離が魅力だが、どうしてそこまで飛ばせるのか? プロコーチの平尾貴幸氏が解説する。
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葭葉プロは、始動で上半身が先に動き出し、胸郭を回転させていきます。上半身を回転させていく中で、下半身が止まっていては、スイングに理想的な上半身が90度程度回る形が作れません。ですから、上半身の動きに遅れて下半身が動き出し、回転をサポート。そのおかげで、胸は90度、腰が40度程度回っており、約50度の捻転差が生まれています。
 
切り返し以降も、下半身よりもわずかに早く上半身から動くことで、伸び上がることもありません。上下動が少ない安定したスイングをしていると思います。
 
ダウンスイングも始動と同じく、上半身の動きに対して下半身が土台となって支えており、インパクト付近では上半身が一気に回り、下半身を追い越していきます。左足に上半身を乗せていくように上手く回っているので、クラブもやや横に抜けていますね。今大会でどのような活躍を見せるか楽しみです。

■葭葉ルミ
よしば・るみ/2012年のプロテストに合格し、14年には初シードを獲得。16年には「ニッポンハムレディスクラシック」にてレギュラーツアー初優勝を挙げている。ツアー屈指の飛距離を誇るパワーヒッター。富士住建所属。

■解説:平尾貴幸
日本大学ゴルフ部出身。10歳から本格的にゴルフを始め、25歳からインストラクターに。ジュニアやアマチュア、プロゴルファーまで、機能解剖学をもとにトレーナーと連携したレッスンが人気。ティーチングプロA級取得。

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