今季2勝目を挙げた神谷そらが信頼する“チョイやさしい軟鉄アイアン”と“名器UW”とは?

「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」でトータル13アンダーをマークし、今季2勝目を挙げた神谷そら。彼女が厚い信頼を寄せる軟鉄アイアンとUW(UTとFWの中間をとったモデル)についてレポートする。
神谷が6I~PWで使用しているのは、キャロウェイ『X FORGED』。昨年発売された軟鉄鍛造アイアンだ。シャフトは『DG105 S200』を挿している。本人は次のように使用する理由を語る。

「組んでもらって2~3ラウンドしただけで、このままでいいなと。調整も必要なく、構えた顔も良いし、打感もほどよく手に残る感じで、私が一番欲しい感覚でした。距離もしっかり出ますし、風が強い日に高さを抑えたい時などもイメージ通りの操作性で、球の高さを自在に変えられる部分も気に入っています」

クラブフィッターの吉川仁氏は『X FORGED』をこう分析する。「昨年、日本でヒットした軟鉄鍛造モデルです。顔が良くてボールが上がりやすく、操作性もある。軟鉄でも飛距離が出るので、アマチュアにも人気が出ました。ちょいやさしい軟鉄が女子プロが使用するアイアンのキーワードですね」。

3Uに入れているモデルも異彩を放つ。キャロウェイの『APEX UW』(19度)で、石川遼や平田憲聖も使用していた2022年発売モデルだ。一部のプロからは名器と絶賛されている。

「このクラブは本当にやさしい。横方向のブレが非常に少ないんです。最初に打った時に“これは使うでしょ”と直感しました。顔はウッドとUTの中間で、僕は元々、小ぶりなUTが苦手で『どこまでも飛んで行きそう』に見えてしまうのですが、このUWはアイアンのように飛んでくれるし、重心距離が長いのも良い。アイアンの感覚でヘッドを地面に刺していけます」(石川)

吉川氏は以下のように分析する。「最近のユーティリティやフェアウェイウッドは低スピンで飛距離が出るタイプが多いです。ただ、プロは硬いグリーンに止めたいので、少し古いモデルを使う傾向にあります。その方がスピンが入ってタテ距離が合いやすいんです」と語る。

厚い信頼を寄せるクラブを武器に2勝目を挙げた神谷。今季、正確なセカンドショットを武器にさらに勝利を重ねていけるか注目だ。

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