
<日本シニアオープン 最終日◇21日◇相模原ゴルフクラブ(神奈川県)◇6997ヤード・パー72>
日本ゴルフ協会(JGA)ゴルフ振興推進本部・ゴルフと健康部会が2023年から行っている企画『ゴルフ健康週間』。今年は9月15~21日の7日間での開催となり、その期間内に行われた国内シニアメジャー「日本シニアオープン」で『ゴルフで健康寿命をのばそう! プロジェクト in 相模原ゴルフクラブ』というテーマで、ゴルフと健康に関するさまざまなイベントが準備された。
注目を集めたのが、来場されたギャラリーが18ホールを観戦しながら歴代覇者の顔が描かれたスタンプを集める“ごる印めぐり”という企画。コース内に18カ所のスタンプ台が設置され、6個、9個、18個と集めたスタンプの数によって大会のオリジナルグッズを受け取れる。「あ、倉本昌弘だ!」「青木功だ~!」と楽しそうにスタンプを集めるギャラリーの姿が印象的だった。18個すべてをコンプリートした人には、今年10月の国内メジャー「日本オープン」の観戦チケットが贈られた。
19日には、国内ツアー通算48勝の中嶋常幸、JGA理事の谷川真理氏、JGAの特別承認を受け今大会に出場した読売巨人軍元監督・原辰徳が『年齢に応じたコンディショニングづくり』という内容のテーマでトークショーを開催。多くの来場者が集まり、3人の話に耳を傾けていた。
20日には、『JGA WAGスクール1Dayスペシャルプログラム』が開催。相模原市在住・在勤の45歳以上のゴルフ未経験者、または初心者ゴルファーに向けて、“健康維持増進”を目的にしたシニアプロによるスペシャルレッスンが行われた。
大会最終日には、シニアプロたちの妙技を一目見ようと、3318人が来場。最終組の最終18番ホールでは、グリーンから3打目地点までギャラリーがズラリと並ぶほど。最後は56歳のサマヌーン・スリロット(タイ)がツアー通算2勝目を果たし、観客から惜しみない拍手が送られた。(文・高木彩音)