
<ウォルマートNWアーカンソー選手権 初日◇19日◇ピナクルCC(アーカンソー州)◇6438ヤード・パー71>
2018年大会でツアー初優勝。21年大会でもカップを掲げた畑岡奈紗が好発進を決めた。1イーグル・6バーディ・1ボギーの「64」をマークし、首位の勝みなみと1打差の7アンダー・3位タイ。伸ばしあいの3日間大会でリーダーボードを引っ張った。
12年には宮里藍も制し、日本勢にゆかりあるコースとも言われている。「フェアウェイはコーライ芝っぽく、グリーンはベント。生まれ育った日本の芝に似ているので、日本人がスコア伸ばしやすいのもあると思う」。よく知る得意コースを、ショットで攻めて、パットを決めて攻略していった。
3つ伸ばして迎えた後半11番パー3でティショットをひっかけ、3パットのボギーを喫した。それでも、5位に入った先週に引き続きショットが好調で、グリーンが柔らかいこともあり、右のミスを警戒しながらロングアイアンでも果敢にピンを攻めた。「デッドに攻めながらも、ショートサイドは気をつけながらやっていた。きょうはパーオン率も良かったし、いいゴルフができた」とパーオン率94%(17/18)にも納得顔だ。
14番パー5で1つ戻すと、16番からの上がり3ホールはバーディ、バーディ、イーグルと完ぺきなフィニッシュだった。最終18番では左足下がりからグリーンに向かって大きく打ちあげる2打目、残り191ヤードから4番ユーティリティで「振り切る」ことを意識しながら2オンに成功。3メートルのパットをカップ左フチからねじ込んだ。
「FM選手権」「クローガー・クイーンシティ選手権」と直近2試合でともにトップ10入り。「ショットもパッティングも、打ち切れるように頑張りたい。伸ばしあいの試合なのでどんどん上だけをみてやっていくしかない」。好相性の地で、大会3勝目、3年ぶり通算7勝目を目指す。