「右太もも」に不安を抱えながら快進撃 勝みなみは自身も驚きの8アンダーで首位発進

<ウォルマートNWアーカンソー選手権 初日◇19日◇ピナクルCC(アーカンソー州)◇6438ヤード・パー71>

伸ばしあいの大会を最前線で引っ張った。勝みなみが8バーディ・ボギーなしの「63」をマークし、8アンダーで首位発進を切った。
今週月曜日には右太もも裏に違和感があったと話す。木曜日のプロアマは大事を取って休養した。体調に不安を抱えながらのスタートとなったが、ふたを開けてみればフェアウェイキープ率92.3%(12/13)、パーオン率88.8%(16/18)と高水準を記録した。「すごくうれしいです。やっと自分らしいゴルフができるようになった」と笑顔を見せ、気になる体調についても「今は、大丈夫」と語った。

2番からバーディラッシュが始まった。「7~8メートルぐらいのバーディパットが入ってくれた。そこでパットもすごくよくなった感じです」。パッティングが冴えわたり、「ちゃんといいところに打ててるところがほとんど」とショットも好調だった。

さらに、今季から米ツアーを主戦場にする“後輩”竹田麗央と同組だったこともプラスに働いた。「すごく楽しい。麗央ちゃんは淡々とゴルフするタイプ。バーディをいっぱい取っていたので、いい組だったなと思います」。竹田も5バーディ・1ボギーで4アンダーをマーク。日本勢同士でバーディを重ねる相乗効果もあった。

「気づいたら8アンダーだったのでびっくりしてます」と本人も驚く滑り出しに。というのも、ラウンド中はスコアをあまり意識せず、ひたすらフェアウェイキープを考えていたという。スタートからフェアウェイを捉え続けていたが、最終18番で唯一、外してしまった。「今まで18ホールすべてフェアウェイキープしたことがない。日本でもない」。だからこそ最後にフェアウェイを外したことに「ショックすぎて」と心残りを口にした。

それでも伸ばしあいの3日間大会というなか、最高の位置につけた。「1日少ないので、最初にうまくいっとかないと。いいスタートが切れた」と納得の一日。ツアー初優勝に向けても、このスタートダッシュは大きな意味を持つことになりそうだ。

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