
【モデルプレス=2025/09/18】俳優の志尊淳が15日、ファンクラブイベント「S.S.J 2025」の東京公演を開催。モデルプレスは今回、「S.S.J」に初潜入し、最終公演の模様を独占取材した。
【写真】ファンのスマホで自撮りする志尊淳
◆志尊淳ファンクラブイベント「S.S.J 2025」
志尊のオフィシャルファンクラブ「S.S.J」による毎年恒例のイベントが、今年も開催された。30歳という節目の年に、大阪・東京あわせて8公演を完走。手作り感と温かさあふれる空間は、ファンとの距離が近く、志尊の素顔に触れられる貴重な場として長年愛されている。最終公演では親友の城田優がサプライズ登場し、笑顔と感動が交錯した。そんな濃密な時間の数々を、レポートでお届けする。
◆志尊淳、帰ってきた“ホーム”で輝く飾らない素顔
全速力で駆け抜けた30歳の夏。そして、志尊が“ホーム”と呼ぶファンクラブイベント「S.S.J 2025」が開幕した。「家族といるときの自分も、自分。S.S.Jだからこそ、できること。もっと自由にしていいんじゃないかな」——そんな言葉からも、この場所がどれほど特別なのかが伝わってくる。
オープニング映像には志尊の母が登場。落ち着きがなかった幼少期や母との思い出、病気を経て抱いた後悔や感謝の気持ちが、飾らない言葉で語られた。「後悔はしたくないから、やりたいことは全部やる」という決意や、「ファンの言葉一つひとつが幸せ。全員にいい景色を見せたい」というまっすぐな想いが、30歳を迎えた今だからこそより強く感じられ、会場は静かな感動に包まれた。
余韻が残る中、後方の扉から志尊が明るく登場すると、黄色い歓声が沸き起こった。配信で観ているファンにも「ハロー!」と元気よく呼びかけ、早速ファンとの距離の近さを感じさせる。ステージに立った志尊は、「30歳の今年はファンの皆様のために全力で頑張ると決めていた。最後の公演をみんなで楽しんで、夏の思い出を作って帰ってほしい」と笑顔で挨拶した。
公私ともに親交の深い瑠東東一郎監督が“天の声”として進行を担当し、2人の軽妙な掛け合いで会場の空気が一気に和らいだ頃、サプライズゲストの登場を告げる声が響いた。
◆親友・城田優サプライズ登場 “兄弟の絆”で紡ぐ熱いファミリータイム
会場の期待が最高潮に達した瞬間、城田が颯爽と登場。志尊との久しぶりの公の場での共演に、ひときわ大きな拍手が巻き起こった。「最強の刺客としてご紹介いただきました、城田優です。よろしくお願いします!」とユーモアを交えて自己紹介すると、客席を見渡しながら「登場のプレッシャーがハンパない(笑)。佐藤健くんかな?町田啓太くんかな?ってハードルが上がってる」と笑いを誘った。今回の登場は、自身の30歳のイベントに志尊がサプライズ出演してくれたことへの“お返し”だと明かし、冒頭から2人の強い絆がにじむエピソードに、再び温かな拍手が送られた。
和やかな雰囲気の中で発表されたのは、特別企画「ガチンコディベート対決」。テーマは「親友と好きな人が同じだったら、諦める?諦めない?」という、2人にしかできない“友情試し”とも言えるお題だ。事前の打ち合わせなしで挑む本気のトークバトルでは、志尊が“親友を優先して諦める派”、城田が“好きな人を諦めない派”として、それぞれの立場を熱弁。一方で、城田は「淳ちゃんと同じ人を好きになったら諦めるよ」と本音をこぼし、最後に「いつもの俺なら、絶対に諦める!」という言葉に、志尊も「俺も優となら普通に諦める」と応じた。笑いを交えつつも“親友最強”の絆を改めて示し、熱戦は城田の勝利で幕を閉じた。
続いて、来場者プレゼント獲得をかけた「ムチャぶりカラオケ」に挑戦。SMAPの「らいおんハート」を歌いながら、モニターに表示される「桑田佳祐さん風で!」「タラちゃん風に!」などのムチャぶりに応えつつ、95点以上の高得点を目指すも、モノマネに夢中で初回は87点と惜しくもクリアならず。気持ちを切り替えた2人は目標を90点に下げて再挑戦。真剣勝負となった2回戦では、徳永英明の「レイニーブルー」を披露し、見事93点を獲得した。
歌唱後のトークでは、城田が志尊への思いを熱く語った。「彼にはいろいろな魅力があるけれど、一番はハートだと思っている」といい、「努力を怠らずここまでやってきた過程を見てきたからこそ、兄として教えられることは教えようと思っていたら、いつの間にか教えられる側に回っていた」と感謝の気持ちを伝えると、志尊は真剣に耳を傾け頷いた。さらに城田は「『俺はこうした方がいいと思う』と率直に意見を言ってくれる人は本当に貴重」と志尊の誠実な人柄を称え、「ここにいる皆さん一人ひとりを大切に思い、これからも彼は活動を続けていくと思う」と話す。「僕も同じ思いで活動しているので、その点に強いシンパシーを感じている」と続け、最後に「ぜひ、これからもうちの弟の応援をよろしくお願いします」と呼びかけて、温かな空気のままステージを後にした。
◆“窒息男”志尊淳降臨「好きすぎて窒息しそうなんだけど」
ファンから寄せられた質問に答えるコーナーでは、まず「金髪にする予定はない」ときっぱり宣言。現在は役柄ではなく、自分の意思で髪を伸ばしていると明かし、「首は横に振らないで、頼むから(笑)。俺がやりたいからやる!似合わないって言われてもやります!」とファンの反応を笑いに変えながら、自分らしいスタンスを貫いた。一方、「ここ最近で一番キュンキュンしたことは?」という問いには「ないかも」と返したものの、すぐに「…あ、嘘。今。やっぱりS.S.Jのみんなといるときが一番キュンキュンしてるよ」と優しい表情を見せ、客席からは大きな拍手が。クールなやり取りから一転、飾らない愛情表現でファンの心に寄り添った。
Netflixシリーズ「グラスハート」の劇中バンド・TENBLANKのメンバーとしてともに活動する佐藤健や町田啓太の話題も。志尊は、YouTube動画の撮影時について触れ、「3人でいるとき、ちょっと志尊うるさくない?と思ったら、一応僕も考えてやってると思ってください」と笑いを誘いながら、「2人の魅力を引き出したいっていう気持ちでやってます」と真摯な思いを明かした。さらに、「この間、菅田くん(菅田将暉)が来てくれたときは、逆に好き勝手やってた(笑)」と笑顔で語る場面も。自然体でありながら、志尊らしい仲間思いの細やかな気遣いがにじみ出ていた。
その後、客席からの質問に直接答える時間が設けられ、2020年に発表した楽曲「きぼうのあしおと」をファンと一緒に合唱し、会場には温かな一体感が広がった。また、「グラスハート」で演じた坂本一至の名台詞「5秒だけ、西条を困らせる。西条のことが好きすぎて、窒息しそうなんだけど」も披露。沸き立つ中、「終演後のお見送りで、みんなが自分の名前を書いて『好きすぎて窒息しそう』って言ってほしいと頼まれるけど、時間がなくてうまく言えないこともある(笑)。ごめんね、でもやる気はあるから」と笑顔で弁解する場面もあった。
◆志尊淳、指輪を1年間匂わせていた ファンへ「お前との匂わせだよ!」
ファンと至近距離で交流する撮影タイムが終わった後、志尊は感謝の気持ちを込めて締めの言葉を述べた。「皆さん、本日はS.S.J 2025にお越しいただき、そして配信をご覧いただきありがとうございます。ファンクラブを通じて、皆さんの応援がものすごく力になっています。母も僕のインスタのコメント欄を読むのが趣味と言うほど、皆さんからのコメントに励まされています。本当にありがとうございます」と伝え、「30歳から35歳の間は、皆さんのことを大切にしながらも、自分のやりたいこともしっかり優先して、目指す道を進んでいきたいと思っています。SNSやS.S.Jでの動画配信も変わらず続けていくので、応援よろしくお願いします。僕自身にも言えることですが、皆さんくれぐれも体調には気をつけて、無理せずお互い頑張りましょう」と思いやった。
そして、ファンが待ち望んでいたサプライズ発表へ。長年出さないと言い続けてきた写真集を、30歳の感謝の年の締めくくりとして発売することを発表した。志尊はイベントの数日前にInstagramストーリーズで「皆様にお話ししたいことがあります」と告知しており、ファンの間で憶測が飛び交っていたが、「なんか、みんないろいろ考えたみたいだけど、俺がそんなことするはずないだろ!頼むぜ、みんな!俺のこと理解してくれ!(笑)でも心配かけてすみませんでした」と冗談交じりに釈明し、笑いを誘った。
7年ぶりとなる写真集「final」(12月9日発売/マガジンハウス)は、「グラスハート」の監督・柿本ケンサクが撮影。プライベートも含めて1年間ともに過ごし、東京、韓国、イタリア、バリで撮影が行われた。友人でもある柿本氏にしか見せない素顔も収められているという。さらに、ファンクラブ限定版として特製の指輪がセットになった特別版も用意されており、ファンとのつながりを象徴するアイテムとして紹介。「これに関しても、『志尊くん匂わせやめて』とか言ってたヤツ!お前との匂わせだよ!!!俺は1年間ずっと黙ってやってたんだよ!(笑)」と語り、会場はこの日一番の盛り上がりを見せた。
最後に志尊は、「これがきっと僕のファイナル写真集になると思います。この瞬間しか撮れないものになりましたので、ぜひ皆さん見ていただけると嬉しいです。僕はいつも通り僕らしくやり続けていくので、皆さんとまた笑顔でお会いできることを楽しみにしています。健康でいてください。俺も。本当にありがとうございました」と深々と頭を下げ、改めて感謝の気持ちを伝えた。
愛情あふれるエンディング映像の後は、志尊によるお見送りでイベントは閉幕。最後の瞬間まで、ファンとの絆がより深まる“ホーム”ならではの温かな締めくくりとなった。(modelpress編集部)
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