第2回実施まで残り2試合! 春先は予選落ち続いた元シード選手に復調の兆し【女子リランキング動向】

国内女子ツアーは、非シード選手を対象に、シーズン中に優先出場順位を並び替える『リランキング制度』を導入している。すでに6月の「ニチレイレディス」後に第1回が実施。現在、行われている大会はその順位を基に出場権が与えられている。そして第2回は26~28日の日程で行われる「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」(宮城・利府ゴルフ倶楽部)の大会後で、残り2試合。この結果により終盤戦の出場試合数が左右される。フル出場できる目安は、上位30~35位以内とみられる。
先週のメジャー大会「ソニー 日本女子プロ選手権」は、シード選手や、今季優勝者、すでに第2回リランキング突破が確実な選手たちが上位をかためた。そのなかで20位タイで大会を終えた仲宗根澄香が38ポイント(pt)を獲得。リランキングでボーダー付近の37位まで順位を上げた。

2020-21年シーズンには初シードも獲得。今季開幕時のQTランクは61位で、第1回リランキングでも57位に甘んじた33歳は、春先こそ予選落ちが続いたが、直近4試合中3試合をトップ20で終えるなど浮上の兆しがみえている。今週の「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」は、過去には2020年が8位、21年が7位と2年連続でトップ10入りも果たしており、さらなる上昇にも期待できそうだ。

昨年の第2回リランキングでボーダーラインの30位は151.63pt(仲村果乃)。今年の30位も現在148.64pt(吉澤柚月)と、大きく変わることはなさそうなだけに、まず「大王製紙エリエールレディス」(11月20~23日、愛媛・エリエールゴルフクラブ松山)までの出場権確保を目指す選手は、このポイントをひとつの目指す指針にする。

なお対象選手では、工藤遥加、菅沼菜々、稲垣那奈子、髙野愛姫、ルーキーの入谷響と荒木優奈がツアー優勝を果たし、来年末までの出場権を確保しているため“リランキング卒業者”となっている。

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