金澤志奈、使い慣れた1Wに戻してメジャーで初V「曲がらないクラブです」【勝者のギア】

<ソニー 日本女子プロ選手権 最終日◇14日◇大洗ゴルフ倶楽部(茨城県)◇6840ヤード・パー72>

国内女子メジャーの最終日は、金澤志奈が18番パー4のプレーオフ1ホール目で桑木志帆を破り、地元開催のメジャー大会で悲願の初優勝を果たした。師と仰ぐ申ジエから18番で祝福され「勝てた嬉しさと待っていてくれたことにこみ上げるものがあった」と涙を流した。
申ジエとはここ3年、オフ合宿をともにし「身体づくり、体力づくり、やりたいスイングをする筋力を特にすごく取り組んできました。小技ももちろんたくさん教えていただいた」という。取り組むなかで、プレースタイルも攻めに転じてきた。

「基本的に今までは守りのゴルフのスタイルで、飛ばないしショットにも自信ないし安全な方を狙っていくタイプだったけど、今の若い選手や飛ぶ選手がたくさん出てきた中、そういうスタイルじゃ通用しないなと思った。私もショット、体力に自信がついてきたので、最後まで攻めのスタイルで行けたのが良かったかなと思います」

クラブは、2021年1月から本間ゴルフと契約を結んでおり、直近の大会までは「NEC軽井沢」から投入した未発表プロトタイプドライバーで好調だったものの、今大会はなじみのある『TR20』に戻した。

キャディを務めた潟手陽介氏は「NECはフェアウェイが広かったので(新作プロトタイプ)を投入しやすかった。飛距離は伸びました。ただ、今回はフェアウェイが狭かったので一旦戻しました」と、飛距離よりもFWキープ率を優先した形だという。

クラブ選びのこだわりについて金澤は「飛ばないので、曲がらないクラブです。曲がらないクラブが見つかるまで、本当は飛距離がほしいんですけど、飛距離のクラブはスピン量のコントロールが難しくなるので、できるだけ(本間ゴルフに)曲がらないクラブをお願いしています」と話していた。

なお、パターは今季25戦のうち、オデッセイが13勝(岩井千怜、吉田優利、穴井詩、安田祐香、神谷そら、稲垣那奈子、内田ことこ、小祝さくら、渡邉彩香、河本結、柏原明日架、荒木優奈、金澤志奈)、ピンが8勝(佐久間朱莉3勝、工藤遥加、菅沼菜々、高野愛姫、櫻井心那、鈴木愛)、テーラーメイドが2勝(高橋彩華、入谷響)、スコッティ・キャメロンが2勝(申ジエ、永峰咲希)となる。

ゴルフボールは、タイトリストが10勝(佐久間3勝、工藤、穴井、申ジエ、稲垣、高野、高橋、鈴木)、スリクソンが7勝(岩井、安田、菅沼、入谷、内田、小祝、櫻井)、ブリヂストンが4勝(吉田、渡邉、荒木)でキャロウェイの3勝(神谷、河本、柏原)を抜き、テーラーメイドが1勝(永峰)となる。

【金澤志奈の優勝セッティング】

1W:本間 T//WORLD TR20 460(9.5°Diamana BF 50SR)
3,5,7W:本間 T//WORLD GS(15,18,21°TOUR AD TP-5S)
5,6U:本間 T//WORLD TW717(25,29°VIZARD UT-H7)
7I~PW:本間 T//WORLD TW757 Vx(N.S.PRO 850GH S)
46°:本間 T//WORLD TW-W(N.S.PRO 950GH S)
50,56°:フォーティーン RM-22(〃)
PT:オデッセイ ホワイトホットOG 1WS
BALL:ブリヂストン ツアーB X

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