
ボルシアMGは15日、ジェラルド・セオアネ監督の解任を発表した。
今シーズンから日本代表FW町野修斗も所属するボルシアMGが、ブンデスリーガ開幕からわずか3試合で重い決断を下した。開幕節で昇格組のハンブルガーSVとスコアレスドローに終わると、第2節はシュトゥットガルトに0-1で敗戦。直近で行われた第3節では日本代表DF菅原由勢が所属するブレーメンに0-4の大敗を喫し、無得点での3戦未勝利と苦しい戦いが続いている。
歴代ワースト2位のシーズン序盤戦となったボルシアMGは、2023年夏から指揮を執っていたセオアネ監督の即時解任を決断。今後はU-23チームのオイゲン・ポランスキ監督が暫定的にトップチームを率いることになるという。
ボルシアMGのローランド・ヴィルクスMD(マネージングディレクター)は「シーズン序盤戦を徹底的に検証した結果、監督交代の必要性が明確になった。ブンデスリーガで10戦未勝利という状況下において、ジェラルドの下でチームを立て直せるとは信じられなかった」と言及。また、ライナー・ボンホフ会長も次のようにコメントしている。
「ジェラルドはクラブが困難な状況にあった時に指揮を執り、我々が選んだ道に完全に共感してくれた。チームの発展を後押しし、安定をもたらした。とはいえ、昨シーズン終盤は我々の想像とは程遠く、今シーズンの開幕についても間違いなく同じことが言える。今、異なるアイデアを導入するという決断は正しいと思っている。ジェラルドが我々とともに成し遂げてきたことすべてに感謝し、キャリアの次のステップにおける成功を祈っている」
なお、ボルシアMGは現地時間21日に控えるブンデスリーガ第4節にて、同じくシーズン開幕直後での指揮官交代を決断したレヴァークーゼンと対戦する。
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