“シグネチャーイベント”欠場も関係なし 我が道を行くマキロイが明かす「フェデラーのアドバイス」

前週、DPワールド(欧州)ツアー「アムジェン・アイルランドオープン」を制したローリー・マキロイ(北アイルランド)は今週、同ツアーのフラッグシップ大会の「BMW・PGA選手権」(9月11~14日)に出場。開幕2日前の9日、会場のウェントワースで会見に臨むと、「2025年が特別な1年」になった理由の1つを明かした。
米PGAツアーとDPワールドツアーの2つのメンバーシップを維持するマキロイ。今季は開幕戦の「ザ・セントリー」、マスターズ翌週の「RBCヘリテージ」、ジャック・ニクラウス(米国)がホストを務める「メモリアル・トーナメント」と3つのシグネチャーイベントを欠場した。

プロ生活19年目、36歳のマキロイは「僕はプレーしたいときにプレーする」とし、「プレーしたいと思う場所でプレーする。そしてメジャーとライダーカップ、それだけだ」と自身のスケジュールを決めたという。その決断に至った理由は…テニスのトップスター選手だったロジャー・フェデラー(スイス)との会話だった。

数年前、フェデラーが現役選手として終盤を迎えていた頃、「自分のプレーを活性化させるために、新しい場所での試合に臨んでいる」と話した。それがマキロイの心に響いた。「毎年同じ場所に戻って同じ試合に出場するのは少し退屈、時にはマンネリしてしまうことがある」とマキロイ。「自分のキャリアでこの時点に達すると、何か自分でエキサイトしないといけない」と自らスケジュールの変更にトライしている。

今年のマキロイはPGAツアー16試合に出場、メンバーシップを維持する15試合をわずか1試合上回っただけだった。

そのお陰かどうか、マスターズを制し「キャリア・グランドスラム」を達成。アムジェン・アイルランドオープンでは“準地元”で勝利を収め「特別な1年」を過ごしている。

BMW・PGA選手権のあとは、いよいよライダーカップ(9月26~28日・ベスページ・ブラック)へ。その後も年内は、「ダンヒルリンクス」、「インディア選手権」、「アブダビ選手権」、「DPワールドツアー選手権」、そしてオーストリアオープンと多忙なスケジュールが予定されている。(文・武川玲子=米国在住)

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