珍しい「気動車を機関車が引っ張る急行列車」が運転へ “貨物線の終点”まで乗り入れ! 関東では非常に珍しい座席

奥野谷浜まで行きます!

DL急行「大洗エメラルド号」が10月運転

 日本旅行は、鹿島臨海鉄道の協力で2025年10月26日(日)にツアー「DL急行『大洗エメラルド号』で行く神栖・奥野谷浜の旅」を開催します。この企画では、6000形気動車を客車に見立て、ディーゼル機関車で牽引する異色の列車が実現します。

「大洗エメラルド号」とは、鹿島臨海鉄道が開業した直後、水戸線を経由し大宮~大洗間で運行された臨時列車で、当時は国鉄のディーゼル機関車DE10形と12系客車が用いられていました。

 今回は、大洗からディーゼル機関車が牽引する急行列車として貨物専用線「鹿島臨港線」の神栖まで入線。神栖駅ではJRと鹿島臨海鉄道の保有車両を集結させた撮影会も予定されています。また、神栖から更に先にある貨物線の終点、奥野谷浜に6000形が自走で入線します。神栖~大洗間の復路は、「DC急行おおあらい号」として6000形の単独運行となります。

 6000形車両は、乗客が背もたれを動かして進行方向に座席を切り替えることができる転換クロスシートを備えていることが特徴です。近畿圏や中京圏の快速列車などに導入されていますが、首都圏では非常に珍しく、この6000形のほか、神奈川県を走る伊豆箱根鉄道の5000系で採用されるのみとなっています。

 参加代金は1人あたり2万7000円(ロングシートいずれか1.5席)。転換式クロスシートのいずれか1席(2万8500円)、転換式クロスシートの窓側から2席(5万6000円)のプランもあります。申し込みは日本旅行の専用サイトで、9月9日15時から受け付けるとしています。

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