
キャロウェイから、『APEX』シリーズの新作UT3機種のアナウンス。FWとUTの長所を融合した『APEX UW』、チタンフェースで飛距離追求の『APEX Ti SUPER HYBRID』、ボディもAI設計した『APEX UTアイアン』が9月19日より順次発売される。3機種すべてに最新のAIフェース『Ai APEX FACE』が搭載されたが、それぞれコンセプトの異なる3機種が、どう悩みに応えてくれるのか。
石川遼をはじめ多くの選手が愛用した初代のDNAを受け継ぎ、今作が3代目となる『APEX UW』。操作性を感じさせる小ぶりヘッド形状と、抜群の抜けの良さを発揮する『ステップ・ソールデザイン』を復活させ、厳しいライからでも拾いやすくなった。クラウンには新たにトライアクシャル・カーボンを採用し、最適な重量配分もされている。
『UW』は人気の初代顔で段差ソールが復活
上級者向けに設計された『Ai APEX FACE』を搭載し、フェースのたわみを損なわない『タングステン・スピードウェーブ』を内蔵して低重心化。薄い当たりでも上がりやすく、プロや上級者が求めるコントロールされた高弾道&スピンでグリーンを狙える。また、飛距離差を明確にするため番手毎の長さを0.75㌅刻みにした点も、実戦的な改良と言えそう。
4つの番手17/19/21/23°のロフトを用意しており、純正シャフト『TENSEI BLACK SILVER 70 for Callaway』装着で、税込60,500円。
『Ti SUPER HYBRID』は小ぶりで中級者に◎
これまでのSUPER HYBRIDシリーズの「やさしさ一辺倒」から一新し、「飛距離性能」に「操作性」も加わったのが、チタン製の『APEX Ti SUPER HYBRID』だ。従来作より小ぶりにすることで、操作性を大幅に向上。カーボンクラウンをあえて採用せず、重心位置を最適化することで、スピンコントロール性能も高めている。
ターゲットの中級者の打点に合わせてAI設計されたフェースはチタン製。ミスに強く、強く前にいく弾道で、圧倒的な飛距離性能がウリとなる。ソールは『APEX UW』と同様に「ステップ・ソールデザイン」を採用し、抜けの良さと構えやすさも兼ね備えており、こちらは番手間の長さは0.65㌅刻み。
番手は2H(ロフト16°)/3H(18°)/4H(21°)/5H(24°)を用意し、純正シャフト『VENTUS SILVER 6 for Callaway』装着で、税込70,400円。
ボディまでAI設計の『APEX UTアイアン』
最も革新的と言えるのは、『APEX UTアイアン』だ。フェースだけでなく、ついにボディもAI設計になり、インパクト時にボディが最適にたわむことで、フェースの反発を増幅させ弾道補正能力が飛躍的に向上。ロングアイアンに求められる高い操作性と寛容性、安定した飛距離性能を高次元で実現するとか。
さらに複雑な内部構造も注目で、新たに「ステンレス+樹脂製パーツ」を搭載した驚異の多層構造(フレックスコアテクノロジー)を採用。新パーツが余分な振動を抑制し、深重心化にも貢献することで、ロングアイアンでは難しい高弾道を容易に。極めてシャープな見た目とは裏腹に、やさしい性能を内蔵している。
取り扱い店が限られるキャロウェイエクスクルーシブの製品で、4つのロフト18/20/22/24°を用意し、日本シャフト『N.S.PRO MODUS³ TOUR 105』(S)装着で税込41,800円。