W杯欧州予選黒星スタートのドイツ代表、約24年ぶりに“不名誉記録”を更新

 FIFAワールドカップ26欧州予選・グループAの第1節が4日に行われ、ドイツ代表は敵地でスロバキア代表に0-2で敗れたが、約24年ぶりに“不名誉な記録”を作ってしまった。

 グループAに組み込まれたドイツ代表にとっては、FIFAワールドカップ26欧州予選の初陣となる一戦。6月シリーズのUEFAネーションズリーグ・ファイナルズではポルトガル代表、フランス代表に連敗を喫しており、公式戦連敗を許した中で迎えたゲームは、前半終了間際の42分に右サイドを破られ、DFダヴィド・ハンツコ(アトレティコ・マドリード/スペイン)に先制点を奪われると、後半立ち上がりの55分にもFWダヴィド・ストレレツ(ミドルズブラ/イングランド)に左足でのシュートを叩き込まれる。攻撃陣も沈黙したまま90分間が終了し、0-2でタイムアップ。ドイツ代表としては、今大会の欧州予選は黒星スタートとなった。

 これまでのワールドカップにおいて、ドイツ代表は1930年、1950年大会は不参加となったものの、予選に参加した場合はすべて本大会出場を果たしている。これまでの欧州予選のなかでは、もちろん黒星を喫したケースはあるが、データサイト『Opta』によると、2点差以上をつけられての黒星は史上2度目だという。

 ワールドカップの欧州予選における2点差以上での敗北は、過去に1度しかないが、その1度が起こったのは2001年9月に行われたイングランド代表戦。グループ9に振り分けられたドイツ代表は、強豪のイングランド代表と同居しており、同予選の第6節では“スリーライオンズ”に1-5と大敗を喫していた。

 今回のスロバキア戦は、約24年ぶりとなる2点差以上をつけられての敗北。初白星を目指すドイツ代表は7日に控えた次節、ホームで北アイルランド代表と対戦する。

【ハイライト動画】ドイツ、スロバキアにまさかの完敗

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