テニス界の若きスーパースターが四大大会期間中に“神の子”とプレー 「コースに出ると心が安らぐんだ」

22歳のスペインの若きテニススターで、現在、世界ランク2位のカルロス・アルカラスは、ゴルフ好きとしても知られる。テニスラケットでゴルフのスイングをする姿が頻繁に見られているほどの“熱心ぶり”だ。
それは四大大会期間中も抑えられないようで…。現在、テニスの「全米オープン」がニューヨークで開催中。アルカラスも順調に勝ち上がって4強入りを果たし、5日(金)の準決勝ではノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。だがその2日前、アルカラスが居たのはゴルフコース。しかも母国のゴルフスター、セルヒオ・ガルシアとともにクラブを振っていた。

アルカラスは「ゴルフが大好き。試合中でも休みがあるとマッチの間にプレーをするんだ」と話す。アルカラスがゴルフを本格的に始めたのは2020年初めとわずか5年半前。「若い頃からドライビングには行ってたんだけど、2020年からはたくさんコースにも出るようになった。すっかりゴルフにはまってしまったんだ。ずいぶん上達したからさらに夢中になっている。コースに出てプレーしているときはとても心が安らぐんだ」と熱く語る。

水曜日のガルシアとのプレーには、元選手で、現在はアルカラスのコーチを務めるファン・カルロス・フェレーロ(スペイン)も一緒だったという。アルカラスは自分のハンディキャップを「14」だとし、プレー前日に「セルヒオは僕にハンディを10〜15くれないといけない」と笑った。

そのガルシアは、9月にニューヨークで開催されるライダーカップ欧州チームにキャプテン推薦での選出を願っていたが、それを逃して傷心。「戦う心構えが出来ていない」と、アイルランドで現在開催中のDPワールド(欧州)ツアー「アムジェン・アイルランドオープン」(9月4〜7日)の出場を取りやめていた。

アルカラスは今季は「全仏オープン」で連覇。ウィンブルドンも23、24年大会を制し、全米オープンも2022年に優勝している。テニス史上最年少の20歳で世界1位にもなっているが、今週の全米オープンで大会2勝目をあげれば再び1位に復帰出来る可能性もある。その前にゴルフでリラックスし、決戦のコートに向かっていく。(文・武川玲子=米国在住)

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