敵地に乗り込んだドイツ、W杯欧州予選は黒星スタート…スロバキアに屈して公式戦3連敗

 FIFAワールドカップ26欧州予選・グループAの第1節が4日に行われ、スロバキア代表とドイツ代表が対戦した。

 3大会ぶりの優勝を目指す本大会出場に向け、欧州予選へと臨むドイツ代表。直近の公式戦では2連敗を喫しており、不安が残るなかでの予選スタートとなった。指揮官を務めるユリアン・ナーゲルスマン監督は、フロリアン・ヴィルツやヨシュア・キミッヒなどを先発に起用。最前線には今夏の移籍市場でニューカッスルに加入したニック・ウォルトメイドが配置された。

 試合は21分にスロバキア代表が決定機を作り出す。前線でボールを引き出したダヴィド・ストレレツが反転し、DFラインの背後にスルーパスを供給。左サイドを抜け出したレオ・ザウアーがGKと1対1を迎えるが、シュートはストップされてしまう。直後のコーナーキックでも、オンドレイ・ドゥダの入れたボールがポストに直撃。スロバキア代表が攻勢を強めてドイツ代表を脅かす。

 そんななか、42分にスロバキア代表がスコアを動かす。自陣左サイドでのボール奪取からカウンターに移行し、ダヴィド・ハンツコがドリブルで長い距離を前進。マーカーと駆け引きしたストレレツがボックス内に抜け出すと、ワントラップからグラウンダーでゴール前に折り返す。最後は走り込んできたハンツコがダイレクトでニアに流し込み、ホームのスロバキア代表が先制した。

 さらに55分、スロバキア代表が追加点を挙げる。GKマルティン・ドゥブラフカがフィードを送り、ハーフウェイライン右でノルベルト・ギェンベールがヘディング。競り勝ったボールをストレレツが回収すると、ドリブルでボックス内に侵入する。細かいタッチでアントニオ・リュディガーを翻弄し、最後は左足から放たれた鮮やかなコントロールショットでリードを広げた。

 結局、そのまま試合は2-0で終了。スロバキア代表がドイツ代表を撃破した。次節は7日に行われ、スロバキア代表はアウェイでルクセンブルク代表と対戦。ドイツ代表はホームで北アイルランド代表と対戦する。

【スコア】
スロバキア代表 2-0 ドイツ代表

【得点者】
1-0 42分 ダヴィド・ハンツコ(スロバキア代表)
2-0 55分 ダヴィド・ストレレツ(スロバキア代表)

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