石川遼は“タフな舞台ほど燃える” 難関・富士桜で「苦しんでいる姿を楽しんで」

<ロピア フジサンケイクラシック 事前情報◇3日◇富士桜カントリー倶楽部(山梨県)◇7424ヤード・パー70>

開幕から10試合でトップ10入りが一度もなく、キャリアワーストといえるシーズンを過ごしている石川遼。課題は「ドライバーからパッティングまで全部」。納得できる部分は一つもない。

開幕戦や「ISPS HANDA 夏の決戦・誰が一番強いんだトーナメント」では首位発進。先週も3位発進と好スタートを切るものの、それを最後まで持続できずにいる。

特に先週の初日は、6番パー5でイーグルを奪った直後にダブルボギー。それでも9番で再びイーグルを奪うなど、出入りの激しい内容だった。ラッキーな要素が多かったことも自覚しており、「(レベルの)底上げという意味ではまだまだかな」と課題は残る。

「かみ合う日もあれば、かみ合わない日もある。崩れることなく終えられれば、優勝もできると思う。ただ口で言うのは簡単だけど、実際にやるのは難しい世界。油断せず、甘えずにやっていくことに尽きる」。シーズン折り返しを迎えたいま、自らの現状を冷静に見つめている。

石川にとって今大会は、2009年・10年と連覇を果たした好相性の舞台。ツアー屈指の難コースとして知られる富士桜だが、今年は2番パー4に改修が施され、グリーン右サイドのバンカー跡地に池が造成されたことでさらに難易度が上昇。「右サイド手前は、全部池というイメージ」と警戒する。

直近の大会では、2桁アンダーでの優勝が当たり前のように続いている。「ISPS HANDA 夏に爆発どれだけバーディー取れるんだトーナメント」では、優勝スコアが30アンダーに達する壮絶な伸ばし合いとなった。

「伸びるコースもいいけど、全く伸びないコースがあってもいい」。難コースでのヒリヒリする戦いは、石川にとっても大歓迎だ。「ぜひ僕らが苦しんでいる姿を楽しんでいただければ」。霊峰の麓で、停滞ムードを吹き飛ばしたい。(文・齊藤啓介)

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