
<FM選手権 3日目◇30日◇TPCボストン(マサチューセッツ州)◇6533ヤード・パー72>
9番から再開した第2ラウンド。渋野日向子は、11番、12番の連続バーディで一時は予選通過まであと一打のところまで迫りながらも、14番、そして15番と立て続けに叩いたボギーが響き、週末行きに2打及ばなかった。
「そこ(順延を挟んだこと)は特に関係なかったと思う。流れが途中来ていたなかで、14番、15番のボギーはやっぱりすごく痛かったですね」。初日は2オーバーの108位と出遅れ。巻き返しを目指した2日目は、雷雲の影響で3度の中断を挟んだことで競技を完了できなかった。1つ伸ばした状態で“3日目”のラウンドに入り、先週のカナダに続く2戦連続の予選落ちとなった。
第2ラウンドで72.2%(13/18)を記録したショットには「昨日、きょうとすごくよかった」と手応えも残した。「どっかパットが入ってくれれば。ほんとに13番ぐらいまでは流れはよかった」。あと一歩という感触。ただ、その“流れ”を引き寄せるために必要なものは、「足りないものばっかなんで、何を言えばいいか分からないっすね。なんですかね…ほんとにいっぱい。ちょっと分からない…言葉がでない」と暗中模索の日々だ。
50位で終えた7月の「ISPS HANDA スコットランド女子オープン」で、5試合ぶりに決勝ラウンドに進んだが、その後も予選落ち→61位→予選落ち、そして今週と不安定な飛行は続く。グリーン上のプレーについても「打った瞬間からちょっとラインが違うな、外れたなっていう感触は多かったから読めてはいるのかな。どうなんだろう。わからない。やっぱりちょっとパッティングをラインに乗せきれてない感じはありました」と言葉を探した。
米女子ツアーは来週、オープンウィークを挟む。「しっかり練習して頑張ります」。9月11日開幕の次戦「クローガー・クイーンシティ選手権」(オハイオ州、TPCリバーズ・ベンド)に向け、調整を続けていく。