金澤志奈が「68」で首位と1打差に急浮上! 持ち味の“曲がらないティショット”の秘密をプロコーチに聞いた

「ニトリレディス」の2日目、6バーディ・1ボギーの「68」をマークし、首位と1打差の4位タイに浮上した金澤志奈。初優勝に期待のかかる彼女のスイングをプロコーチの平尾貴幸氏が解説する。
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金澤プロは、現在フェアウェイキープ率73.4336%で8位と、ショットの正確性に定評のある選手です。左右の体重移動が少なく、その場で回転しているからこそ、これだけ正確にショットできるのだと思います。

飛距離を出すためにドライバーショットでスタンスを広め、左右の体重移動で飛ばすタイプのスイングをする女子プロもいますが、金澤プロは肩幅と同じくらい。“教科書通り”なスタンス幅です。このスタンス幅から出ることなく体を回してスイングするからこそ、切り返し以降も、左腰の目標方向へのズレがほとんどなく、軸ブレが見られないのです。

ちなみに金澤プロは、右軸で打っているタイプ。アドレスからトップまで、右足の角度が変わっていません。右に乗っていくというよりは、右足に圧をかけ続けているというイメージだから、足が離れないのだと思います。一般的に、右に軸が残るとダウンスイングで上体が右に倒れて、クラブも寝てしまう。しかし、金澤プロはダウンスイングで外側から右腕を回しているので、クラブが立ってインパクトしています。意図的な動きではないかと思いますが、クラブが寝やすい体の動きながら、腕を上手く使ってクラブを立たせている。プロならではのセンスを感じさせます。

■金澤志奈
かなざわ・しな/1995年生まれ、茨城県出身。8歳からゴルフを始め、2017年に大学を中退してプロを目指す。同年7月のプロテストに一発合格。ステップ・アップ・ツアーでは1勝を挙げている。レギュラーツアー初優勝が期待される1人。クレスコ所属。

■解説:平尾貴幸
日本大学ゴルフ部出身。10歳から本格的にゴルフを始め、25歳からインストラクターに。ジュニアやアマチュア、プロゴルファーまで、機能解剖学をもとにトレーナーと連携したレッスンが人気。ティーチングプロA級取得。

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