
平均250ヤード超えのドライバーショットを武器に戦う山路晶。初優勝が待たれる山路のスイングをプロコーチの平尾貴幸氏に解説してもらった。
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ドライビングディスタンス250ヤード超えの飛距離が魅力の山路選手。その要因は切り返しで下半身から始動し、クラブを引っ張り下ろしている点にあると思います。下半身からスタートすることで、上半身も効率的に動きます。運動連鎖が上手く働き、ヘッドスピードがアップ。しっかりとボールに力を伝えることができているのです。
スイング中に右ヒジがずっと体の近くを通り、体との位置関係が変わらないのも特徴的。山路さんはトップで右ヒジが左ヒジより低い位置になっています。このタイプのゴルファーが、ダウンスイングで先に上体を回してしまうと、手元を下に下ろすスペースがなく、クラブはアウトサイドから下りてしまいます。そのため、切り返しでは腰を先行させることがマスト。手元やクラブはトップのまま、腰を回して手元を下ろすスペースを作っているわけです。
下半身先行は飛距離が期待できますが、デメリットは前傾が起き上がりやすいこと。前傾が崩れれば、インパクトで手元が体から離れてさまざまなミスにつながってしまいます。アマチュアの方のなかには、切り返しで腰の回転を意識したら、プッシュや引っかけが出やすくなったと悩む方も少なくないと感じています。胸を下に向けたままにするなど前傾キープに取り組むか、トップの高さを見直すのも解決につながると思います。
■山路晶
やまじ・あきら/1998年生まれ、宮城県出身。2019年のプロテストに合格。武器は「昔から飛ぶ方」と語る平均250ヤード超えのドライバーショット。森六グループ所属。
■解説:平尾貴幸
日本大学ゴルフ部出身。10歳から本格的にゴルフを始め、25歳からインストラクターに。ジュニアやアマチュア、プロゴルファーまで、機能解剖学をもとにトレーナーと連携したレッスンが人気。ティーチングプロA級取得。
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