海保「空飛ぶ機械の目」大幅強化へ 米製無人機「九州の眠らない空港」が拠点

2025年中に無人航空機5機体制にまで増強されます。

北九州航空基地に集中配備

 海上保安庁は2025年8月26日、来年度(令和8年度)予算の概算要求を公表。そのなかで、広域にわたる海洋の監視体制を強化するため「無操縦者航空機」、いわゆる無人機の追加購入を要求していることを明らかにしました。

 すでに、海上保安庁は2022年10月以降、米国ジェネラル・アトミクス・エアロノーティカル・システムズ(GA-ASI)社製のMQ-9B「シーガーディアン」を導入し、運用しています。その後、機数を3機まで増やし、現在は24時間運用が可能な北九州空港の一角に設けられた海上保安庁北九州航空基地を拠点に、絶え間ない海洋監視体制を構築しています。

 また2025年10月以降は、2機増備されて5機体制になる予定です。そのため、前出の4機が要求どおり追加調達された場合、計9機となります。

 なお、これら追加の4機が就役するのは2028年度の見込みです。

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