
国内女子ツアーは、非シード選手を対象に、シーズン中に優先出場順位を並び替える『リランキング制度』を導入している。すでに6月の「ニチレイレディス」後に第1回が実施。現在、行われている大会はその順位を基に出場権が与えられている。そして第2回は1カ月後の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」(宮城・利府ゴルフ倶楽部)の大会後で、これにより終盤戦の出場試合数が左右される。フル出場できる目安は、上位30~35位以内とみられる。
このリランキング対象選手では、先週の「CAT Ladies」で藤田かれんが7位と活躍。この結果48.5ptを獲得し、通算219.86ptのランキング18位に浮上した。第1回リランキングを16位で突破しながら、ニチレイ後は予選落ちが5試合と苦しんできたが、6位だった3月の「アクサレディス」以来となるトップ10入り。8月14日に25歳になったが、いい“心機一転”のきっかけになりそう。
ちなみに、昨年の第2回リランキングでボーダーラインの30位は、151.63pt(仲村果乃)だった。これを参考にすると、藤田は“安全圏”に突入したと言ってよさそうだ。
また、シード復帰を目指す後藤未有も藤田と同じ7位タイで大会を終え、今季通算を212.79pt(20位)まで伸ばした。こちらも現時点で「大王製紙エリエールレディス」(11月20~23日、愛媛・エリエールゴルフクラブ松山)までの出場権は問題なくクリアしそうだ。
非シード選手で今季優勝を挙げている工藤遥加、菅沼菜々、稲垣那奈子、髙野愛姫、入谷響は、来年末までの出場権が確定したため、リランキングを“卒業”している。