
<CPKC女子オープン 最終日◇24日◇ミシサガG&CC(カナダ)◇6661ヤード・パー71>
初出場だった昨年は2位で、今年は3位。西郷真央はカナダのナショナルオープンを上位で終えた。トップ10入りは今年6回目。「自分のスコアに対してもっと伸ばせたなってところはある。でも、最初の不安要素から、右肩上がりで終われたことが良かった」と振り返った。
11位で終えた「AIG女子オープン」(全英)以来、3週ぶりの実戦。開幕前には「ショットの状態がいまひとつ」と吐露していた。だが、この4日間は「68」「72」「67」「66」と安定。4日間のフェアウェイキープ率は69.6%(39/56)、パーオン率は72.2%(52/72)と及第点だった。
最終日は前半9ホールでパー行進。「本当に短いバーディパットを何度も外してしまった」とフラストレーションが溜まったことは否定しない。ただ、グリーン上でつまづいても、いい流れは保ち続けた。「ショットに影響することなく後半に入ることができたた。しっかりとバーディを積み重ねられた」とサンデーバックナインで5バーディ。一気にリーダーボードを駆け上がった。
カナダでは女子ゴルフが大盛り上がり。ツアーを通してみても、今大会はギャラリー数が多い試合としても知られている。「去年もそうですけど、(ファンが)すごくあたたかい。もちろん、ブルック(ヘンダーソン)メーンで応援していると思うけれど、私にも『頑張って』と声をかけてくれる」。“カナダの妖精”ことブルックが優勝し、大会は大いに沸いたが、今季メジャーチャンピオンにもたくさんの声援が送られた。
「回っていてすごく楽しかった。また来年、戻ってきたいです」。そんな幸せも感じながら、次戦「FM選手権」のボストンへと向かった。