ロシア軍の巡視艇が“精密射撃”で瞬時に撃破 ウクライナ軍が勢力圏外で成功させた誘導手法とは

ウクライナ国防情報総局(HUR)は2025年8月21日、ヘルソン地域付近の黒海でロシアの巡視艇を精密誘導ミサイルで撃破したと発表しました。

上空には常に無人機やドローンの眼が…

 ウクライナ国防情報総局(HUR)は2025年8月21日、ヘルソン地域付近の黒海でロシアの巡視艇を精密誘導ミサイルで撃破したと発表しました。

 HURによると、ミサイルの誘導支援にはドローンが使用されています。上空で待機していたドローンが標的の巡視艇にレーザーを照射し、それによりミサイルが正確に命中したとのことです。

 誘導や攻撃を実行した機体の詳細については明らかにされていませんが、ウクライナ国内および欧州の複数の報道では、公開された映像のインターフェースなどから、誘導を担当したのはトルコ製の「バイラクタル TB2」である可能性が高いとされています。ウクライナ軍は、ロシアによる全面侵攻の初期から、この大型無人戦闘航空機を積極的に活用しています。

 ウクライナと、TB2を製造するトルコのバイカル社との関係も深いです。キーウ近郊では両国による無人機の共同生産工場が建設中で、近く本格稼働を始めるとみられています。

 さらに、同社の最新鋭無人戦闘機「クズルエルマ」の量産型には、ウクライナのイフチェンコ・プログレス設計局が製造するAI-322Fターボジェットエンジンが搭載される見通しです。

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