
<CPKC女子オープン 2日目◇22日◇ミシサガG&CC(カナダ)◇6661ヤード・パー71>
初優勝からの2週連続優勝へ。岩井明愛が単独首位を守った。4バーディ・2ボギーの「69」で回ってトータル9アンダー。2位に3打差をつけて、決勝ラウンドへと向かう。
この日先に来たのは2番でのボギー。6メートルから3パットを喫した。先週の「スタンダード・ポートランドクラシック」第3ラウンドの2番以来、36ホールぶりの“△”をスコアカードに記入したが、「自分の思ったラインと違かったのでしょうがない。焦りとかはなかった」。バウンスバックを決めるなど4つのバーディを奪い、リーダーボードの最上位を譲らなかった。
先週に引き続きショットが冴え、パーオン率は連日の78%(14/18)。フェアウェイキープもこの日は10回だった。「ティショットがいまのところいい感じに打てている。フェアウェイから打てるといいスコアが作れる気がします」とチャンスを作った。
ただ、「チャンスに付けられていたけれど、パットが惜しいなというのがたくさんあった。ショートしてしまうのが多かった。すごくもったいない」とグリーン上には悔いも残る。そのなかでも、終盤17番では「ほぼ真っすぐのライン。決めることができてホッとしました」と、3メートルを沈めてバーディ。後続に3打のリードをつけた。
先週は2打差の4位で決勝に進むと、3日目に2打リードし、最後まで逃げ切った。2週連続優勝となれば、2010年の宮里藍(ホンダPTT LPGAタイランド、HSBC女子チャンピオンズ)以来、史上2人目の快挙となる。
2位グループには世界ランキング1位のジーノ・ティティクル(タイ)や今季メジャー優勝者のミンジー・リー(オーストラリア)がいて、ネリー・コルダ(米国)も好位置から岩井の背中を追う。
持ち味のアグレッシブさを武器に、逃げ切り体勢を整えたい。「人と争うより、ゴルフは自分との戦いだなと思いますね。ゴルフは気持ち。とりあえず、まず自分のプレーに集中していきたい。今週もいい位置で週末を迎えられるので楽しんで回りたいです」。自然体で臨んだ先に、快挙が待っている。