米ツアー初Vは「過去の成績」 岩井明愛が“マインドチェンジ”で首位発進

<CPKC女子オープン 初日◇21日◇ミシサガG&CC(カナダ)◇6661ヤード・パー71>

米ツアー初優勝からわずか4日、岩井明愛が再びリーダーボードのトップに立った。7バーディ・ノーボギーの「64」をマークし、2戦連続Vへ向け、絶好のスタートを切った。

ポートランドからカナダへ移動する際には、ちょっとしたトラブルもあった。航空会社「エア・カナダ」のストライキの影響で、ミズーリ州セントルイスで1泊を余儀なくされ、火曜日の朝にトロントへ移動。その日の午後にコース入りした。

過密スケジュールとなったが、会場に入れば疲れを吹き飛ばす出来事もあった。「自分のことを知ってくれている海外の方が少しずつ増えてきたっていうのがすごくうれしかったですね」。初優勝の“特権”として、海外選手や現地ギャラリーから「おめでとう」と声をかけられることが何よりもうれしい。

優勝の実感を噛みしめつつも、明愛にとってそれはすでに「過去の成績」。今週の戦いに向け、「マインドチェンジ」で目の前の一打に集中した。

出だしの11番で8メートルのパットを沈めると、18番でも6メートルを決めて前半を2アンダー。すると後半はバーディラッシュが到来。4番、6番で約3メートルのパットを沈め、さらに8番からは圧巻の3連続バーディ。強気のタッチでやや距離のあるパットを決め続けた。

パーオン率は77.7%(14/18)と高水準。パット数は25に抑え、「ショットというよりかはパットな気がします」と、特にグリーン上でスコアを築いた。

全体的にも納得のプレー。「ショットもすごく良かったですし、パッティングも今のところいい感じ。1番はやっぱりスイングのテンポが良かったですし、集中できていたのがよかったのかなと思います」と振り返った。

初優勝直後の試合とあって気持ちが高揚するかと思われたが、「あんまりなかったです」と、むしろ伸び伸びとプレーできていることも好スコアに繋がっている。

2週連続優勝がかかる今大会。米国女子ツアーで日本人による連勝は、2010年の宮里藍以来で15年ぶりの快挙となる。期待が高まる中、「パットもショットも恐れずに打っていきたいなとは思います」と、攻めの姿勢で突き進む。

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