ミズノの新アイアンが女子ツアーで解禁…その性能は? 先週V争いの新人・寺岡沙弥香は“一目惚れ”「ミスに強い」

<CAT Ladies 事前情報◇21日◇大箱根カントリークラブ(神奈川県)◇6652ヤード・パー72>

先週の「NEC軽井沢72ゴルフ」で2位になったルーキーの寺岡沙弥香が、今週の国内女子ツアー会場で“強力な武器”を手に入れた。それがクラブ契約を結ぶミズノの新作アイアン。「打感がしっかりしていて、芯を外しても大丈夫。ミスした時に強いですね」と、いつもの明るい笑顔も飛び出す。
この新作アイアンは、『ミズノプロM-13』と『同M-15』。M-13は『ミズノプロ243』の後継で、8番まではポケットキャビティで9番からは軟鉄鍛造というのが特徴。M-15は同245の後を継ぐ1本で、「弾き感がよく、高さ、距離が出る」と同社担当者が説明する中空アイアンだ。

寺岡はM-13をチョイスし、今週の練習ラウンド計36ホールをこのアイアンを握ってプレー。もともと6月に行われた「ヨネックスレディス」の練習日に試打をした際、「今週からすぐに使いたいって言っていたんです」と“一目惚れ”していただけに、今回も即投入へ前のめりだ。

ミズノの新作アイアンが出るたびに、驚かされることがあるという。「毎回、『今のアイアンが一番いい!』と思っても、新しいのが出ると必ずそれを上回ってるんです」。今回もそれは同じ。もともとアイアンを選ぶ基準は「思ったところ、狙い通りに飛んでくれるもの」だが、「真っすぐ飛びます」と、いきなり信頼感を覚えることができた。この新たなヘッドに、フジクラのアイアン用シャフト“新MCI”(70-S)を挿して“デビュー”を予定している。

先週は優勝を争いながら、最後は柏原明日架に一打及ばず惜敗した。これについては「私の(最終日)最後のバーディは11番。あのコースで優勝するにはそれではダメ。実力不足ですね」と振り返る。それでも「2位は大きい。これでシードにもまた近づいたので」と、メルセデス・ランキングでシード圏内の50位まであと一歩の51位まで浮上したことは前向きに捉えていい要素だ。

先週の悔しさを払拭するため、新アイアンとともに初優勝を―。頼りになる“新相棒”を手に、「(優勝)いっちゃいます!」と元気に宣言した。(文・間宮輝憲)

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