アジアシリーズ進出とシード獲得へ 渋野日向子はポイント積み上げ必須も「焦りたくない」 

<CPKC女子オープン 事前情報◇20日◇ミシサガG&CC(カナダ)◇6661ヤード・パー71>

先週の「スタンダード・ポートランドクラシック」を61位で終えた渋野日向子。今週は米国女子ツアーで唯一、カナダで行われ、今回が初めてのトロント訪問。大会を中継するWOWOWのインタビューでは、「ナイアガラの滝行きたかったんですけどまだ行けてない。心の余裕とタイミングがあれば行きたいなと思います」と笑顔を見せる一方で、シーズン終盤に向けて気持ちを引き締めている。
米オレゴン州から長距離の移動となったが、「体調は普通に元気ですね。きのうはハーフだけしか回っていないけれど、きょうは8ホールをプロアマで回れた。とりあえず、身体はいい状態で臨めるかなと思います」と、コンディションは順調と話す。

現在のCMEグローブ・ポイントランキングは93位。10月から始まるアジアシリーズ、80位までが属する来季シード権ともいえるカテゴリー1に入るためにも、大量のポイントの積み上げが求められている。

シーズンも残り11試合と少なくなる中で、ランキング浮上は必須。「アジアシリーズもまだ出られるか分からない位置なのでしっかりポイントも稼ぎたいです」と語る一方で、「焦りたくはない」と冷静に構える。

「ここからは予選落ちできないとはずっと思っています。シードもそうですし。なので、落ち着いてやりたいなと思います」と、変わらず目の前のプレーに集中していくつもりだ。

先週はティショットを課題に挙げ、ボールコントロールには依然として不安が残る。「なかなか自分の身体をコントロールできていない。それではボールもコントロールできない。なかなか難しいなと思いながらやっていますけど、自分の中でごちゃごちゃしたまま打たないようには気をつけたい」と、手探りの状態が続く。

今大会のコースについては、「ラフがスティッキーな感じ(粘着性がある)で、入ったらイヤだなと。グリーンもアンジュレーションがあるので、しっかり距離感を合わせていきたい」と分析する。さらに、「ティショットで狙いどころが難しいような、目線的に難しいようなところもある。そういうところはしっかり振るというよりはコントロールしたい」と、改めてティショットの重要性を強調した。

「4日間しっかり戦っていい位置で終えられるようには頑張りたいです」と意気込んだ。シーズン終盤戦に向けて大きな弾みをつけたい。

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