
オランダの名門アヤックスは8日、ボルシアMGから日本代表DF板倉滉を完全移籍で獲得したことを発表した。
アヤックスの発表によると、契約期間は2029年6月までの4年間で1年の契約延長オプションが付くとのこと。背番号は「4」を付けることが決まった。ドイツメディア『スカイスポーツ』は以前、移籍金が1050万ユーロ(約18億円)の固定費に最大200万ユーロ(約3億円)の追加費用が加わる、最大1250万ユーロ(約21億円)のパッケージとなることを伝えている。
1997年1月27日生まれの板倉は現在28歳。川崎フロンターレとベガルタ仙台を経て、2019年1月にマンチェスター・シティに加入。その後、フローニンゲンとシャルケへのレンタル移籍を経験した後、2022年夏にボルシアMGに完全移籍を果たした。同クラブでは主力として活躍し、これまで公式戦80試合の出場で7ゴール3アシストを記録した。
今夏の移籍市場では、ボルシアMGとの契約が2026年6月までと残り1年を切っていたことから退団の可能性が浮上。同クラブは移籍金の発生する今夏売却考慮しており、ローランド・ヴィルクスSD(スポーツディレクター)は「興味深いオファーが届いた場合は、検討しなければならない」とコメント。そしてアヤックスの他にも、オランダのPSVやフェイエノールトに加え、フランクフルトやフィオレンティーナからの関心も伝えられていた。