西郷真央は惜しくも4pt差で受賞逃す… 今季の「アニカ・メジャーアワード」はミンジー・リーが獲得

先週の海外女子メジャー最終戦「AIG女子オープン」(全英)を山下美夢有が制し、今年すべてのメジャーが終了した。そして、5大会で最も活躍した選手が獲得する『アニカ・メジャーアワード』で、「KPMG全米女子プロ選手権」を制したミンジー・リー(オーストラリア)が2022年に次ぐ2度目の受賞となった。
同賞はメジャーで活躍をしたアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)が冠となり、2014年からスタート。各メジャーでトップ10入りするとポイント(pt)を獲得するシステムで、優勝者には60pt、2位に24pt、3位に18pt、4位に14pt、5位に12pt、6位に10pt、7位に8pt、8位に6pt、9位に4pt、10位に2ptが加算される。

リーは全米女子プロで勝利し得た60ptに加え、「アムンディ・エビアン選手権」で3位に入りトータル78ptを獲得。一方で「シェブロン選手権」を制した西郷真央は優勝60ptと「全米女子オープン」の4位で14ptが加算され74pt積み上げたが、わずか4pt差で2位に終えた。

全英で西郷は11位、リーは13位とともにトップ10外でptは獲得できなかった。西郷はあと1打で8位タイのトップ10入りだったが、わずかに届かなかった。同ランキングでの3位は、全米女子プロで6位に入り、日本勢2人目の“全英制覇”を成し遂げた山下美夢有だった。

受賞するには同年にメジャー勝利を挙げることが条件で、2014年に全米女子オープンを勝ったミシェル・ウィー(米国)、15年はパク・インビ(韓国)、16年はリディア・コ(ニュージーランド)、17年はユ・ソヨン(韓国)、18年はアリヤ・ジュタヌガーン(タイ)、19年はコ・ジンヨン(韓国)、21年はパティ・タバタナキト(タイ)、22年はリー、23年はリリア・ヴ(米国)、24年はネリー・コルダ(米国)が獲得(20年はコロナ禍のため受賞者はなし)している。

リーは初の複数回受賞となった。授賞式は今季米女子ツアー最終戦「CMEグループ・ツアー選手権」の開幕前日に行われる。(文・武川玲子=米国在住)

【同ランキング一覧】(獲得ポイント)
1位:ミンジー・リー(78pt)
2位:西郷真央(74pt)
3位:山下美夢有(70pt)
4位T:マヤ・スターク(60pt)
4位T:グレース・キム(60pt)
6位:竹田麗央(38pt)
6位:ジーノ・ティティクル(38pt)
6位:イン・ルオニン(38pt)

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