「海自の重要拠点」に“異色すぎるイージス艦”が来た! アメリカと日本に続く「3番目のイージス導入国」のフネ

日米のイージス艦より小さい!

呉基地で入港歓迎行事も

 海上自衛隊 呉地方総監部は2025年7月30日(水)、呉基地の係船堀地区に入港したスペイン海軍のフリゲート「メンデス・ヌニェス」の入港歓迎行事を行ったと発表し、その様子を公式Xで公開しました。

「メンデス・ヌニェス」は、アルバロ・デ・バサン級フリゲートの4番艦で、防空能力に優れたイージス・システムを搭載し、フリゲートでは初のイージス艦です。スペインは、アメリカ、日本に続く3番目のイージス艦の導入国でもあります。

 満載排水量は6250トン、船体サイズは全長146m、幅18.6m。日米のイージス艦よりは小型です。アルバロ・デ・バサン級は運用コストを抑える事を重視して開発されており、ノルウェー海軍のフリチョフ・ナンセン級フリゲートやオーストラリア海軍のホバート級ミサイル駆逐艦の原型ともなっています。比較的中規模の海軍に適したイージス艦と言えます。

「メンデス・ヌニェス」は、イギリス空母「プリンス・オブ・ウェールズ」を中心とする空母打撃部隊「CSG25」に加わった後、途中で分離し、単艦で7月24日に横須賀に入港。29日に呉に到着しました。30日には一般公開も実施されています。

 呉基地は旧日本海軍時代から重要な軍港で、現在も海上自衛隊・呉地方総監部などの主要部隊や、多数の艦艇が拠点としていますが、イージス艦は配備されていません。呉基地で海外の艦艇が一般公開されることは珍しいケースです。

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