右のミスは“あえて”修正しない 石川遼がボギーなし『67』に「価値を感じる」

<リシャール・ミル チャリティトーナメント 初日◇31日◇能登カントリークラブ(石川県)◇7142ヤード・パー72>

同じようなミスが続いても、石川遼は慌てなかった。無理に修正はせず、自分のスタイルを貫いて5バーディ・ボギーなし。5アンダー「67」の好スタートを切った。
7番パー4ではフェアウェイからの2打目を砲台グリーンの右に外したが、難しいニアサイドからのアプローチを1.5メートルに寄せてパーセーブ。8番パー4は左ピンに対して右サイドに2オンし、2パットで沈めた。9番パー3は右ピンに対して、またしても右へのミスでガードバンカーに入れたものの、ここも1メートルに寄せてしのいだ。

「全体的にドローが弱かったり、ドローで狙っているのに右に打ち出して、そこからフェードとか。ちょっとフェースが開いているのかなって感じていました」と振り返る。

後半に入って修正を加えるかと思われたが、「(ラウンド中に)修正するのは難しいし、両方のミスはなかったので」と、大きな調整はせずにプレーを続けた。「左に打ちたいと欲が出て(修正を)やりすぎると、ゲームが崩れてしまう。右のミスは許容しているので、その中でうまくやれたかなと思います」と、“右のミスOK”でラウンドを進めた。

決して調子は良くなかったが、後半に3バーディを奪ってボギーなしの「67」。「ショットがブレたところはあったんですけど、そこからボギーにしなかったのはすごく良かった。自分の中では価値を感じます」と及第点をつけた。

初日から首位の河本力が「63」の9アンダーをマークするなど、初日からバーディ合戦が展開されている。「少ないバーディ数でも、ボギーさえ打たなければ順位を落とさずに行けると思う。修正すべきところはしっかり修正して、あすもいいゴルフができれば」。

伸ばし合いでは、ひとつのボギーが大きな足かせとなる。あす以降もボギーを抑え、バーディを一つずつ積み重ねていく。(文・小高拓)

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