「あわや墜落!」エアショー中、海面すれすれを飛んだ戦闘機 その裏にあった冷静な判断とは

スペイン空軍は2025年7月29日、航空ショーにおいて、F/A-18「ホーネット」が海面すれすれまで急降下し、その後急上昇した件について説明を行いました。

実は水平飛行している方が危険だった?

 スペイン空軍は2025年7月29日、航空ショーにおいて、F/A-18「ホーネット」(スペインでの呼称:C.15)が海面すれすれまで急降下し、その後急上昇した件について説明を行いました。

 この機体は第12航空団に所属しており、事案は7月27日に開催されたヒホン国際航空ショーでの展示飛行中に発生しました。

 公開された映像では、F/A-18が何かを避けるように大きくロールし、ほぼ背面飛行の状態から突如、海岸近くの海面わずか数十メートルまで降下。その後、墜落寸前のような状況から急上昇し、無事に飛行を続けました。

 当時、海岸には多くの観客が詰めかけており、仮に墜落していれば大惨事につながっていた可能性も否定できません。

 エアショー中に発生した低空飛行の理由について、スペイン空軍は「C.15戦闘機の1機が、飛行経路上に鳥の群れを検知し、回避行動を行いました。この対応は、パイロットと観客の安全を確保するための標準的なプロトコルに基づくものです」と説明しています。

 また、パイロットの対応についても評価しており「パイロットたちは、いかなる突発的な事態にも瞬時に対応できるよう訓練されています。今回も、迅速かつプロフェッショナルな判断により、展示飛行を損なうことなく、衝突を回避しました」と発表しています。

 一部メディアでは、もし回避行動を取らずに「バードストライク」が発生していた場合、エンジンへの吸い込みにより操縦不能や深刻な機体損傷が発生していた可能性もあり、今回の対応は妥当だったと評価する声も上がっています。

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