渋野日向子のイメージは“ラグビー” 全英初開催、ウェールズってどんな国?

<AIG女子オープン 事前情報◇31日◇ロイヤル・ポースコールGC(ウェールズ)◇6748ヤード・パー72>

2025年の海外女子メジャー最終戦「AIG女子オープン」(全英)は、ウェールズのロイヤル・ポースコールGCで行われる。「全英シニア」を除き、同国での“全英”開催は男女を通じて初めてとなる。
ウェールズはイギリスを構成する4カ国のひとつで、グレートブリテン島の南西部に位置する。首都はカーディフ。コースがあるポースコールはウェールズの南に位置し、ブリストル海峡に面している。

2019年大会覇者・渋野日向子のウェールズのイメージは「ラグビー」だという。ウェールズの国技はラグビーで、代表チームの愛称は国旗に書かれている赤い竜に由来する『レッドドラゴンズ』。日本開催だった19年のラグビーワールドカップでは4位。今月5日には、日本代表がウェールズ代表に12年ぶりに勝利を挙げて話題になった。

公用語はウェールズ語と英語。ウェールズ語はヨーロッパ最古の言語のひとつとされていて、学校では必須科目となっているらしい。街中の標識やスーパーでも、ウェールズ語と英語が並ぶ2カ国語表記となっている。

「看板に英語じゃないのが書いてあったから“何語だろうね?”ってちょうど話していた」と、渋野はウェールズ語に初対面。「日本語と岡山弁みたいな感じですか?(笑) もはや違いますもんね。全然分からない」。そういって『CANOLFAN CYFRYNGAU』と書かれている『メディアセンター』のテントを指差して笑った。

古江彩佳も道路標識を見て驚いた。「なんでこんなに(文字が)いっぱい書いてあるの、と思ったら、英語とウェールズ語。アルファベットはほぼ一緒なのに、全然分からなかった。どこにいけばいい? ってびっくりしました」と笑う。

筆者も現地在住のボランティアに、『Croeso=welcome(ようこそ)』『Shwmae=Hello(こんにちは)』『Nos da=Good night(おやすみ)』と教えてもらった。国勢調査ではウェールズ語を話せる人口は年々減少し、話せる人は20%ほどだという。

カーディフ城など街の歴史的建造物から、国立公園など自然景観まで、見どころが多い。海岸に面するこのコースでは、石垣の外側に羊や牛が放牧されている。吉田優利は「ウェールズは初めて。田舎な感じがします。ティイングエリアのすぐ隣にいて、いい感じのゴルフ場だなと思う」とニコリ。観光好きな竹田麗央も「景色がキレイだなって。晴れたらいいんですけど…」と印象を話した。

渋野は「(ウェールズ語を)1個でも覚えようと思います」とも。会場にはウェールズ語がいっぱい。ファンもぜひ、注目してみてほしい。(文・笠井あかり)

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