
間もなく、夏本番! 夏休みにはゴルフの予定でパンパン…という読者も多いのではないでしょうか? ALBA.Netでは、そんなみなさんを応援するため、7月を『飛ばし月間』に設定。飛距離アップにつながる記事をお届けしていきます。そしてその一環として、第一線で活躍する現役バリバリのツアープロにスイングの注意点、練習法、道具選び…など“飛ばしの極意”を聞いてきました! 毎日、読んでいただき、“きのうの自分よりも1ヤードアップ”を目指していきましょう! 今回はジャンボ門下生の1人、小林夢果。
◇
2021年のプロテストに合格したプロ4年目の小林は、中学卒業と同時にジャンボ尾崎が主宰する「ジャンボ尾崎ジュニアアカデミー」に入門して腕を磨いた。昨季は初シードを獲得し、初優勝も期待されるひとり。得意クラブはドライバーで、平均飛距離は260ヤードに迫る。条件が揃えば280ヤード飛ばすこともあり、その飛距離はジャンボも一目置くほどだ。
ダイナミックなスイングが持ち味の小林に、アマチュアが飛距離を伸ばすコツを聞いてみた。「スイングはなるべく体を大きく使って欲しいですね。オーバースイングにするとか、左右に揺さぶってスエーするのも違います。スイングプレーンを大きくするイメージです」。
飛距離不足に悩むアマチュアは、アドレスから手先でクラブを上げてトップでは縮こまっているためスイングプレーンも小さくなる。「アドレス時の軸はあまり横に動かさずに、左肩を大きく回して欲しいです。私は、トップスイングでは左肩が正面に来るぐらい回っています。体が痛いかもしれませんが、これが飛ばしに一番ききます。(竹田)麗央とか(穴井)ララさんとか、飛ばし屋の人はだいぶ左肩が入っていてスイングプレーンが大きいです」。自身の意識も含めて飛ばし屋の共通点は左肩の回転という。
左肩を回すことができたら、「次は切り返し時に腰の回転を速くすることです」とも付け加えてくれた。意識出来る人には切り返し時の腰の高速回転も取り入れてもらいたいが、まずは、手先を使わずに左肩を回す意識だけでも劇的に飛距離アップにつながりそうだ。