「思い通りの方向に飛ぶ」 ルーキー・西澤歩未が頼りにするミズノの“未発表1W”

<カストロールレディース 初日◇30日◇富士市原ゴルフクラブ(千葉県)◇6515ヤード・パー72>

ドッグレッグも多く、フェアウェイが絞られOBゾーンもプレッシャーになるコースでも、最近投入した新たな相棒の性能を信じて振り切ることができた。首位と1打差の5位タイで初日を終えたルーキーの西澤歩未は、「出球のイメージがしやすいし、思い通りの方向に飛ぶ。顔もいいです」と話し、頼もしそうにドライバーへ目線を送った。
ステップ・アップ・ツアーで6試合連続予選落ちという時期を過ごすなど、今季は不振も続いた。しかし、6月のレギュラーツアー「ニチレイレディス」の初日に2位発進を決めるなど、今では上向きに。「明治安田レディス」、「大東建託・いい部屋ネットレディス」と直近2試合は決勝に進めなかったものの、「調子が悪かったわけではないんです」と、序盤のころの内容とは大きく質が異なっている。

その西澤が現在使用しているのが、契約するミズノの新ドライバー。ヘッド部分にはっきりと『PROTOTYPE』と刻まれている。メーカー担当者も詳細については口をつぐむ、“謎多き”一本だ。男子ツアーの「ミズノオープン」などツアーで使用する選手が目撃されているが、まだ公にはなっていない未発表モデル。西澤もテストを重ねてきて、明治安田の週から投入している。

「薄い当たりも多かった」というなかで、出したこのスコア。それも大きなミスにはつながらず、88.8%(16/18)とパーオン率も高かった。西澤も「(ドライバーの)正確性があるので自信がもてます」と証言。さらにこの日、2アンダー・8位タイとこちらも上位発進したプロ2年目の村田歩香も、同じドライバーを使用するひとりだが、こちらも「まっすぐ飛んでくれます」と、その直進性に魅力を感じている。

多くの選手がティショットをカギに挙げ、西澤自身も「フェアウェイを外すと、右も左もダメというホールも多い」というコースで安心感を得られるのは大きい。「初日がいい位置でも、2日目に落とすことが多いので、あすも攻めすぎずにいきたいです」。プロ1年目のシーズンは、ここまで最高順位は7月のステップ・アップ・ツアー「ロイヤルメドウカップ」の17位だが、正確なドライバーショットもプロ1年生の飛躍を後押ししてくれそうだ。

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