“日本女王”2人が同組に 山下美夢有、竹田麗央が語る難関リンクス「耐え抜かないと」

<AIG女子オープン 事前情報◇29日◇ロイヤル・ポースコールGC(ウェールズ)◇6748ヤード・パー72>

今季メジャーの最終戦となる「AIG女子オープン」は、いよいよ31日(木)に開幕。その組み合わせが発表され、日本ツアー年間女王の山下美夢有と竹田麗央が同組でプレーすることになった。
初のウェールズ開催となる今大会の舞台は、海沿いに位置し、強い風が吹き付ける“ザ・リンクス”だ。現地入りして調整を進める2人は、コースの難しさについて口をそろえる。

山下は「リンクスで風も強いですし、本当に難しいコースだと感じました」とその印象を語る。ティショットの重要性や、硬い地面によるランの計算などを重視しており、「打ってはいけないところに打たないことが一番重要」と分析した。

竹田も「風が吹くのですごく難しい」。先週の「ISPS HANDA スコットランド女子オープン」の舞台となったダンドナルド・リンクスは、比較的フラットなリンクスコースだったが、今週はアップダウンに加え、グリーン周りの傾斜・刈込によってボールがこぼれる場面も想定される。

「スコアが出るようなコースではない」と言い切り、「その中で耐え抜くことが大事かな」と我慢の展開になると見ている。

調整面では、山下は「イメージしたショットを打つことが大事。スイングも大事ですけど、いろんなバリエーションが必要になってくる」と対応力を意識。竹田は「先週はちょっと(パットの)リズムが悪かったので、早くならないように修正した」と、グリーンでの調整に重点を置いた。

「メジャーももう最終戦なので、いい形で終わりたいです。その日その日の目標をしっかり立ててやっていきたい」と語る山下に対し、竹田は「特に(メジャーへの)意識はしていないですけど、ベストを尽くして上位に行けたら」と、自然体ながらも静かな闘志をにじませた。

2人は6月の米ツアー「ダウ選手権」で“チーム山田”としてペアを組み、18位タイの成績を残した。渋野日向子、西郷真央の海外メジャー覇者同士の組み合わせに注目が集まる一方で、日本ツアーの“女王同士”による組み合わせからも目が離せない。

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