「どの試合よりも緊張しました、石川遼プロですから」 金澤志奈は“ドキドキ”のペア戦で『57』の首位発進に貢献

<リシャール・ミル チャリティトーナメント 事前情報◇29日◇能登カントリークラブ(石川県)◇7142ヤード・パー72>

国内男子ツアーの新規大会「リシャール・ミルチャリティトーナメント」が31日から開幕する。今大会は令和6年能登半島地震・豪雨の被災地支援やジュニアゴルファー育成など様々な活動を行う。その一環として指定練習日である29日と30日には「リシャール・ミルチャリティペアマッチ2025」を開催。男女プロゴルファーそれぞれ16名が参加するペア戦。優勝ペアには800万円が贈られる。
ペアマッチ初日は、2人のいい方のボールを選択するスクランブル形式で行われ、石川遼・金澤志奈組が「57」の15アンダーをマークして、単独首位に立った。

1日を振り返って石川は「金澤さんが素晴らしプレーをたくさん見せてくれて、“マンウマ”でした。曲がらないし、ミドルパット、ロングパット全部入れてくれて、本当にこのスコアは金澤プロのおかげです」といえば、金澤は「初めて石川遼プロのプレーを間近で見られて光栄で釘付けでした。すごく飛ぶし、狭いコースでもグリーンの近くまで飛ばしてくれましたし、私がミスしたところを全部カバーしてくれました」と、互いを褒め合いいかにかみ合ったプレーができたかが伝わってくる。

金澤は未勝利ながらシード常連。今季も「Sky RKBレディスクラシック」で2位タイ、「資生堂・JALレディス」で3位タイなどいつ優勝してもおかしくない活躍を見せており、この日も存分に力を発揮したように見えたが、内心は穏やかではなかった。

「いや~、緊張しました。どの試合でも緊張したことのない緊張感でした、そりゃそうですよね、だって石川遼プロですよ」と興奮気味に話す。

金澤は石川の4学年下で小学6年生の頃に、石川が15歳でツアー優勝を遂げてハニカミ王子フィーバーを巻き起こした。「中学時代に部門は違うけど同じ試合に出たこともあって『うわっ、石川遼クンだ』みたいな感じでしたから…。数日前に組み合わせを聞いて、その日からやばい、やばいって思っていて、今日も朝イチのティショットは球に当たらなかったらどうしょうっていうぐらい緊張しました」。スーパースターとの組み合わせは楽しみよりも緊張の方が大きかったという。

朝からゴルフどころじゃないほど緊張していたが、この日が初対面。「朝からびくびくしていましたが、すごく気さくに話してくれて場を和ませてくれるし、本当に助けられました。すごく楽しかったです。もともとファンなんですけど、大大ファンになりました」と目を輝かせる。

「男子プロと回る機会はあまりないですし、スイングのリズム感、女子とは違ったスピードとかダイナミックさとか、たくさん勉強させていただきました」と自分のゴルフにいい影響になったとも。ペアマッチ2日目は自分のボールをプレーしてスコアのいい方を採用するベストボール方式。「明日は不安もありますけど、がんばります」。まずはスーパースターと“初優勝”といきたいところだ。

ペアマッチ初日の結果
1(-15) 石川遼・金澤志奈
2T(-14)清水大成・大西葵、大堀裕次郎・工藤遥加、時松源蔵・菅沼菜々
5T(-13)蟬川泰果・成田美寿々、谷原秀人・木村彩子
7T(-12)大槻智春・青木瀬令奈、河本力・臼井麗香
9T(-11)幡地隆寛・藤田さいき、勝俣稜・佐藤心結、比嘉一貴・山内日菜子
12(-10)阿久津未来也・仁井優花
13T(-9)木下稜介・尾関彩美悠
14T(-8)堀川未来夢・六車日那乃、川村昌弘・政田夢乃
16(-6) 宮里優作・木下彩

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