トランプ大統領、所有する新コース訪問で『公私混同』の声も ゴルフではミスショットも…「世界の火事を消す前にさっと回る」 

英国訪問中のドナルド・トランプ米大統領は29日、スコットランド東部アバディーンにある「トランプインターナショナル・スコットランド」に2つ目の18ホールのコースを開場。その開幕式に出席すると、始球式ではパワフルなドライバーショットでフェアウェイセンターを捉えた。見守った出席者からは拍手喝采だ。
そこでは「地元の人々は我々を受け入れてくれた。素晴らしいことだ」と約6分間のスピーチも。式典にはスコットランド首相のジョン・スウィニー氏、スティーブンス駐英米国大使らに加え、ゴルフ界からもDPワールドツアーのCEOのガイ・キニングス氏、PGA・オブ・グレートンブリテンCEOのロブ・マックスフィールド氏らなどが参列。また同イベントはジャガーやレンジローバーなど英国自動車メーカーがスポンサーにもなった。

トランプ大統領は「ワシントンD.C.に戻って世界中の火事を消す前に18ホールをさっと回る」と話し、「われわれは5つも世界中の戦争を止めた。それはゴルフよりずっと大事なことだ」とアピール。その後は長男のエリック氏、式典に参加していた元ライダーカップ、欧州チームキャプテンのポール・マッギンリー(アイルランド)、全米プロ選手権覇者のリッチー・ビーム(米国)とともにコースに出てプレーも楽しんだ。

フェアウェーからバンカー越えを狙ったショットが“チョロ”になり、左前のバンカーへ落ちたショットもソーシャルメディアにアップされたが、トランプ大統領は「ミスショット」も気にすることなくプレーを続行したと伝えられた。一部のメディアからは今回のスコットランド訪問は自身のコースの宣伝でもあり「公私混同」と非難の声も上がっている。(文・武川玲子=米国在住)

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