
九州道に接続する中九州横断道路「大津熊本道路(合志~熊本)」の建設が進んでいます。
熊本から東を目指す「中九州道」
国土交通省九州地方整備局熊本河川国道事務所は2025年7月24日、建設を進めていてる中九州横断道路「大津熊本道路(合志~熊本)」区間のバーチャルツアーを更新ししまた。
中九州横断道路は、熊本市から阿蘇を越えて大分市に至る計画延長約120kmの地域高規格道路です。現在は大分県内の区間(中九州道と呼称)や、熊本県側の大津IC~阿蘇西IC間(国道57号北側復旧道路)が開通しています(未開通のIC名は全て仮称)。
この熊本県側では、台湾の半導体大手TSMC社の子会社「JASM」の工場(菊陽町)が進出するなど、半導体関連企業の立地が加速し、渋滞も深刻化していることから道路整備が急がれています。
今回、バーチャルツアーが更新されたのは、大津熊本道路(合志~熊本)の区間です。合志IC(仮称、合志市)から、九州道と接続する熊本北JCT(仮称、熊本市北区)までの大まかな計画ルートを空から確認できます。所々で、函渠や橋脚などの整備が進んでいるのが分かります。
ちなみにこの区間を含む熊本北JCT(九州道)から大津IC(国道57号北側復旧道路)にかけては、全区間が事業化されていますが、このうち熊本北JCT~大津西IC間と、熊本北JCTから熊本西環状道路の下硯川IC(仮称)までの区間は、早く整備できるよう有料道路の形で整備される見込みです。
また、阿蘇の東側では、約4.8kmの長い滝室坂トンネルを含む「滝室坂道路」延長6.3kmが、2026年度に開通する見通しです。