
<3Mオープン 最終日◇27日◇TPCツイン・シティーズ(ミネソタ州)◇7431ヤード・パー71>
「全英オープン」が終わり、米本土に戻ったツアーの最終ラウンドが終了した。
日本勢で唯一決勝ラウンドに残った金谷拓実が、首位と1打差の3位で最終日を迎え、6バーディ・4ボギーの「69」をマーク。ツアー初優勝には、4打届かなかったが、トータル19アンダー・7位タイで終え、今年5月の「ザ・CJカップ・バイロン・ネルソン」に続く今季2度目のトップ10フィニッシュを果たした。
3日目に11アンダー「60」をマークし、3位で迎えたカート・キタヤマ(米国)が、8バーディ・2ボギーの「65」とさらにスコアを伸ばし、逆転。トータル23アンダーで、2023年の「アーノルド・パーマー招待」以来のツアー2勝目を飾った。
金谷は、ホールアウト後のインタビューで、「自分がもう少しいいプレーができればよかった。でも、優勝した選手のプレーを間近で見ることができて本当によかった」と話す。同組で回ったキタヤマのプレーを見て「難しいコンディションのなかでボギーが出てしまうのは、優勝する選手との差だと思うし、そういったところも良くして行って、また次の試合につなげて行けるように頑張ります」と次戦に向けて収穫を得た18ホールとなった。
今大会には全英を制したスコッティ・シェフラー(米国)をはじめ、世界ランキングトップ10の選手は出場していない。また世界13位の松山英樹もエントリーしていない。賞金総額は840万ドル(約12億3418万円)。優勝したキタヤマには151万2000ドル(約2億2213万円)が贈られた。